伊藤健太郎研究(その2)

伊藤健太郎

普通に見えるけど普通じゃない若手の俳優の『伊藤健太郎』について、伊藤健太郎研究と銘打って軽く記事を書いたら、やはりですね、伊藤健太郎は普通そうに見えて普通ではないでしたね。

かなりのアクセスがありましたね。横浜流星と匹敵する位に、私のあんな記事でも訪れる人が多くいました。そうか、伊藤健太郎は普通そうにみえて、実は凄い奴なんだなと思い知った次第です。負けました。

そこで、今回は、原点に戻ろうではありませんか。てなことで、映画に脇役で出ていた頃の伊藤健太郎の初期を追ってみますね。

スポンサーリンク

俺物語!!

伊藤健太郎映画初登場じゃ

これが多分、伊藤健太郎の映画初出演のはずだ。結構面白かったから何度も観ていたのだけれど、気がつかなかった。面目なし。鈴木亮平と坂口健太郎と永野芽衣の3人以外に目が行かなかったぞい。

さてさて、伊藤健太郎はどんな役だったのかのおぅ。

画像2
(C)アルコ・河原和音/集英社 (C)2015映画「俺物語!!」製作委員会

それは、猛男(鈴木亮平)の友人であるお調子者の高校生・栗原オサム役を務めているのだったよ。そうなのだ。ここにしっかりいたのじゃあ。

俺物語映画画像 に対する画像結果
出典cinema.ne.jp

どうも、ネットをみると、坂口健太郎が演じた砂川役のオーデションでは落ちたようだけど、しっかりと友人役で映画初デビューを果たしていたのであった。

今までテレビドラマ関係だと悪い役が多かったらしく、このお調子者役は演技の幅が広がって、嬉しかったらしい伊藤健太郎なのでありましたよ。

彼が一番出てくる最初の映像はクラスでだ。健太郎の高校での席は左の窓側の一番後ろ。それも、猛男の後ろだ。女生徒が群がり、砂川(坂口健太郎)にキャアキャア言うあたりから始まる。砂川はモテると過去からのことを猛男から言われ、それに答えているのが健太郎だ。悔しかったろうな。この場面。それを呑みこんで、自分の役に徹していたのだよ。モテない友人の一人として。

それから、遊園地での合コンに出ているぞい。最後のエンディングの野外でのバーベキューパーティー的な誕生日会でも、友達として積極参加しているぞい。

あらすじ

Prime Video
主人公・剛田猛男(鈴木亮平)は高校1年生。全く高校生には見えない顔面と巨体を持ち、豪傑・硬派なまさに日本男児。いかつい風貌と不器用さで女子から恐れられているが、情に厚くいつ何時も人助けをする包容力で男子からの信頼はアツい!これまで好きになった女子はみんな、猛男の隣家に住む超イケメン・砂川誠(坂口健太郎)を好きになった。猛男も砂川を素晴らしい男だと認めているので、そうなることも仕方がないと思っている。タイプは違えど、猛男と砂川は親友なのだ。ある日、猛男と砂川は街中で危機に遭っていた女子高生・大和凛子(永野芽郁)を救い、猛男は大和に一目惚れをしてしまう。「好きだああああああああ!」再び3人で会うことになったある日、ふとした大和の仕草で「大和は砂川のことが好きなのだ」と猛男は勘違いしてしまう。

映画予告編

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

14の夜

ヤンキー役の健太郎

『14の夜』でヤンキー役の脇役(の頭)で、かなりのワルのインパクトを出していたのが、伊藤健太郎だ。

20161223-14noyoru-sub3-th-th.jpg
『14の夜』劇中より (C)2016「14の夜」製作委員会

自分でも言っていたが、ワルの役しか回って来なかったみたいだ。それも分かるくらいの迫力だよね、健太郎。

『14の夜』劇中より (C)2016「14の夜」製作委員会
『14の夜』劇中より (C)2016「14の夜」製作委員会

インタビューでも、14の頃を思い出して、エロに目覚める中坊の話をしている健太郎なのであった。

健太郎インタビュー エロ本、喧嘩……激しい『14の夜』を経た俳優が思い描く将来とは | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
14歳、中学生。過ぎ去ってみれば、青春の清らかな楽しい思い出を語り出してしまいそうな学生時代だが、映画『14の夜』を観ると、忘れたふりをしていた赤っ恥体験や、ヒリヒリした過去の経験がどんどん蘇る。劇中の主人公たちは、どうにもならない悶々とし...

そして、ヤンキーのことも色々と語る健太郎なのであった。

健太郎が語る、『14の夜』男子中学生の世界観「80年代ヤンキーの生態をネットで調べた」
足立紳監督作『14の夜』が12月24日より公開中だ。本作は、『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた脚本家、足立紳の初監督作品。1987年の田舎町を舞台に、思春期真っ只中の中学生たちが繰り広げる青春模様をコミカルに描く。主人公・タ...

あらすじ

14の夜 [DVD]
AV女優がサイン会にやってくる…! ?刺激的な噂話に揺れる中学生・タカシとその仲間たち。忘れられない夜を越えて見つけたものとはーーー! ?
1987年の田舎町。中学生のタカシは、ずっと家でうじうじしている父親(光石研)がカッコ悪くて嫌いだ。今日も婚約者を連れて帰って来た姉に対して情けない態度で見ていられない。町を歩いてるとすぐ絡んでくるヤンキーたちも鬱陶しいし、隣に住む幼なじみで巨乳のメグミがちょっと気になっている。そんなどうにもならない悶々とした日々を送っているタカシが柔道部の仲間たちと入り浸っている、町に一軒だけあるレンタルビデオ屋があった。そしてそこにAV女優のよくしまる今日子がサイン会にやって来るという噂が聞こえてきて…。予期せぬ事態、大騒動の果てにタカシはよくしまる今日子に会う事ができるのかーーー?
YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

サクラダリセット

ソース画像を表示
©2017映画「サクラダリセット」製作委員会

中野智樹役の伊藤健太郎

この映画の主演は野村周平なのであるが、伊藤健太郎は超能力者の生徒の一人の中野智樹役として脇役で出演をしていますね。

中野智樹は、ケイたちのクラスメイト。能力は、時間と場所を越えて特定の人物に声(正確には智樹が聞いている音)を届ける能力で、強度が高く、「リセット」後も効力が残る。 ケイは中学まで彼の家で暮らしていた。また、ケイの本質を理解している数少ない人物。

Wikipedia

『惡の華』の前に、この映画で、玉城ティナとも、一緒に共演していたのであった。

サクラダリセット映画画像 に対する画像結果
©2017映画「サクラダリセット」製作委員会
サクラダリセット映画画像 に対する画像結果
伊藤健太郎(C)モデルプレス 

そして、この映画のヒロイン役の黒島結菜とも、その後、HNKテレビドラマの『アシガール』で共演することになる。

サクラダリセット映画画像 に対する画像結果
©2017映画「サクラダリセット」製作委員会

あらすじ

サクラダリセット 豪華版 Blu-ray 【本編Blu-ray2枚+特典DVD1枚 合計3枚組】
河野裕の人気ライトノベルを実写映画化したSF青春ミステリーの前編と後編のセット。記憶保持能力を持つ高校生・浅井ケイと、世界を最大3日分巻き戻すことができる春崎美空は、死んだ同級生を甦らせようとする。野村周平、黒島結菜ら若手俳優が共演。

映画に出始めた頃の伊藤健太郎

どんな役者になりたいか

G健太郎
出典:写真集G健太郎

『俺物語!!』のインタビューに答えて、こんなことを言っている。

役者としてもっといろいろな役をやりたいという思いが、一番強いです。今までは不良っぽいというか、悪いタイプの役が多かったので、初めて会う人からはそのイメージを持たれて、『もっと怖いかと思った』と言われることが多いんです。お調子者の役はもちろん、もっと振り幅の広い役をやっていきたい

映画.com
俳優・健太郎、銀幕デビュー作「俺物語!!」で経験した“悔しさ”と“刺激” を明かす : 映画ニュース - 映画.com
俳優でモデルの健太郎が、鈴木亮平主演作「俺物語!!」で銀幕デビューを果たした。これまで日本テレビ系「学校のカイダン」や、フジテレビ系「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」といったドラマに出演してきた健太郎が、初となる映画の現場で得た思い、そして

そして、驚くべきは、彼の好きな俳優が、スペインを代表する演技派俳優の『ハビエル・バルデム』であることだ。ここを押さえてくるのか。渋すぎるぜ。マジで。

彼の目つきが良いという。自分もそうありたいと。そして、特に好きなのは、『ノーカントリー』の殺し屋役が良かったと。自分も目つきひとつで表情を変えられる役者になりたいと。

ノーカントリー

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
作品賞・監督賞などアカデミー賞4部門受賞!かつてないスリルと興奮に包まれたサスペンス・スリラーの傑作!荒野で狩りをしていたベトナム帰還兵のモスは偶然ギャングたちの死体と麻薬絡みの大金を発見。その金を奪ったモスは逃走するが、ギャングに雇われた殺し屋のシガーは邪魔者を次々と殺しながら執拗に彼の行方を追う。事件発覚後、保安官のベルは二人の行方を探るが…。
『ノーカントリー』(2008年)
ノーカントリー / 2007 / Coen brothers

冷酷・冷徹な殺し屋のシガー役のハビエル・バルデム。

ノーカントリー映画画像 に対する画像結果
ノーカントリー / 2007 / Coen brothers
ノーカントリー / 2007 / Coen brothers
ノーカントリー / 2007 / Coen brothers

『007スカイフォール』や『悪の法則』での悪役は有名だ。

2010年7月にバハマで女優のペネロペ・クルスと結婚。子供が二人いる。

『BIUTIFUL ビューティフル』で、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。

とにもかくにも、伊藤健太郎は今役の幅を広めるべく、奮闘しているのは間違いないね。これからも、かなりの映画主演作があるようだし、コロナを超えて、彼の活躍に多いに期待したいので、今までのドラマや映画を少しずつ見直していくつもりです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました