今回の『伊藤健太郎』は、ガールズ系映画やガールズ系テレビドラマで活躍するところの俳優としての彼に注目してみます。
ガールズ系ドラマにおける伊藤健太郎
ん??ガールズ系って何よ?まあ、少女系コミックや小説を中心に、若い女性たちが主人公であるドラマって感じですかね。
そういうカテゴリー枠でいくと、伊藤健太郎が出演している映画やドラマはかなりあります(例えば、チアダンとか)が、絶対に外すことのできないドラマとしては準主役となる『アシガール』を今回はみていきます。
実は他のものも一緒に書こうと思ったのですが、『アシガール』だけでかなりの分量になってしまったので、後日、記しますです。悪しからず。
アシガール
森本祥子の漫画
そう、『アシガール』です。これは大事ですね。森本梢子の漫画原作をNHKがテレビドラマ化したものですが、ヒロイン女子高生唯の相手役の若君様を演じているのであります。
ちなみに、森本梢子という漫画家のマンガはどれも素晴らしい。「ゴクセン」から始まり、「デカワンコ」、「高台家の人々」など、面白いが心にキュンと来るヒューマンタッチな漫画が多く、今の少女コミックの世界の中では、かなり私目、彼女の漫画の推しメンであります。
漫画の『アシガール』はこんな感じ。
漫画:アシガール
速川唯は、遅刻・忘れ物・居眠りの常習犯で恋愛にもオシャレにも関心がないぐうたら女子高生。何の目標もなくなんとなく過ごしていたある日弟の尊がつくったタイムマシンでうっかり戦国の世へ。そして人類史上初の足軽女子高生が誕生した──!唯は美形の若君、忠清に出会い恋に落ちる。のちに忠清が戦死することを知った唯は男装して足軽となり若君を守ることを決意。走ることだけは天才的な唯の八面六臂の活躍。戦国時代を生き抜く唯は若君と一緒になれるか。戦国時代と現代を行きつ戻りつ、この歴史絵巻である長大なラブコメディの行方は?ぐうたら唯に活路はあるか?
Amazon Kindle説明文一部勝手に修正
ところで、この漫画を読み始めたかなり昔から思っていたのは、これが映画やテレビドラマになったら誰がアシガールの主役をやり若君様をやるんだろうねということでした。
その答えがこのテレビドラマでした。そうか、黒島結菜と伊藤健太郎か。そう来たか?その情報をもらった時、私としては結構違和感を感じたのが正直なところです。原作漫画の絵キャラと二人とも違いがあったからです。
ちなみに、漫画アシガールはこんな感じですね。
ヒロイン唯はぐうたらでお茶目で明るい感じの子だったので、黒島結菜のおとなしい感じとは正反対ではないか?
漫画の若君忠清はかなりの美形なるイケメンである。伊藤健太郎は果たしてイケメン系美形かい?ちと違うのでは?
この違和感があったのですね。申し訳ないが。ところが出来上がったドラマをみて、前言撤回でした。この二人でベストでしたね。マジ、配役成功でした。逆に、漫画原作に新しい色付けもしてくれた感じでした。特に、伊藤健太郎が。似合うぜよ、若君。でしたね。凛々しかったですね。実は、隠れイケメンでした。
そこで、満を持して、『アシガール』のドラマですね。
アシガール・TVドラマ
常に、唯のことを大事に想う若君。
馬に乗る姿の凛々しいこと。もう少ししたら、大河主役あり得るな?
この秘めたる演技が伊藤健太郎の魅力か?
唯が生きて戻ったことに安堵と感謝の表現をする健太郎。
祝言。雛祭りとも思える二人。
『アシガール』の若君:伊藤健太郎
見れば見るほど、伊藤健太郎は、『アシガール』の若君忠清になっていきましたね。町民のことを考え、唯のことを想い、城を守り闘いをしていく戦国武将になっていきました。
そうなのです。凛々しく、美しかったのです。漫画原作にピッタリとなっていきました。
彼の俳優としての魅力は、特に、このドラマをみて感じたことですが、静かなるタメっていう感じですかね。間というか。この心のちょっとした隙間の表現っていうのかな、そこが絶妙に出せるところなんではないかと勝手に感じてましたね。
そして、しっかりと人を見つめているよね。これって、意外に出来そうで出来ないんじゃないの。静かに話を聞く伊藤健太郎。
次回は、このようなガールズ系ドラマに脇役で出演していたことについて、書いていこうと思っています。
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