漫画やイラストを描くということは、全くしたことがない。だが、考えてみたら、好きな面白い映画や好きな俳優や女優をラフ的にもデッサン出来たら、映画の1シーンやセリフが自分のモノになって、結構楽しいかもしれないし、映画エッセイを記載するにあたって、結構インパクトがあるかもしれないと思い始めたアホな俺であったのだった。
それで、ワコムのcitiq16を刹那的に購入して、無料(1ヵ月のみ)のお絵かきソフトのクリップスタジオをダウンロードして、早速練習と称して描き始めたのだが、当然、全くダメな超下手な絵が出来上がり、自分でも嫌になってきたのであった。
だが、昔、和田誠の映画エッセイである『お楽しみはこれからだ』を愛読していた俺は、メゲズニ、好きな映画のシーンの画像を見て、少しづつ、練習していくことにしたのであった。
最初に描いたのは、横浜流星と吉高由里子の『君の瞳が問いかけている』のワンシーンである。そう、目の見えない吉高由里子が駐車場の管理人のバイトをしている横浜流星を別の管理人のオジサンと勘違いして、管理人室で出会うシーンのところである。色々と似させようとあーだこーだとラフデッサン風の絵を描いたのだが、二人とも、全く似てねぇー、別人28号なのであった。実際の映画画像と比較すれば、良く判りますね。
でも、まあ、良いではないか。戸惑いながら、勝手に話をする吉高由里子風をじっと見つめる横浜流星風の驚いたような目が描けたのだから。それでも。(許せ、自画自賛。)これから、批判を承知の上で、何回か映画のワンシーンを描いていくことで、少しずつ、俳優の特徴を真似て、描けるようになってくるかもしれないので。兎に角、簡単な線だけで、映画に出てくる役者をイラスト的に漫画的に、似せて描いていくのである。
当分、超絶ヘタ下手絵としての映画イラストとその映画エッセイをブログで作っていくことにしよう。どんなことにも、最初があるのである(?!)
横浜流星をイラスト化するのは、結構、大変かもしれない。ハンサムだけど、そのセンシティブな感じのところを絵に描くっていうのが、とても難しい感じがする。加えて、絵の勉強などしたことはないし。
少しずつ、Youtube等で時間をかけて学んでいくしかないね。
ただ、忘れたくないシーンをイラスト・漫画化できると、何となくだけど、その映画に深みが出てくる感じはあるなぁ。自分にとって。当分は、横浜流星の映画関係で練習をしていこう。
そんなこんなで、今回は、『 君の瞳が問いかけている 』の横浜流星のキックボクサーとしてのシーンが結構心に刺さったので、それもラフデッサンしてみることにしたのであった。
映画での彼の役周りはハードボイルドで孤独で優しくてセンシティブで、この映画のストーリーを貫く重要なトーンなのである。だから、このボクサーとしての横浜流星は背負っているものが結構ヘビーで、それを絵にするっていうのは大変だってことが判ったね。この何気ないバンテージを巻くシーンも、何ていうか、ググってきてしまうね。とても、哀しいでしょう。こういうところが絵になる男なのである。
よって、絵にしたが、彼の映画での孤独だが心根の優しい男の闘いに挑む姿を捉えることは全く出来なかったのである。絵にすることで分かったのだが、彼の1つ1つの映画での動きが、とても、絵になっているのだ。(変な言い回しであるけど)。
例えば、もっと、背を落として前に屈みこむように描かなくてはいけなかったのである。表情も、何とも言えないのである。このバンテージを巻くシーンは、「明日のジョー」のラストシーンのように静謐で物悲しいのである。映画の中で、彼はそれを上手く表現出来ている。やるな、横浜流星。だが、そのシーンを絵にしようとすると、絵に出来ない。彼の切ない心を掴みとり描けないのだ。事程左様に、横浜流星は、映画の中でこそ、絵になる男なのである。
アッシの方と言えば、描けば描くほど、何故か、横浜流星君は女性的になっていってしまったのである。ダメだろ、これじゃあ。
ということで、最後は、やっぱり、落書き風に、簡単な少ない線で描くのが一番、似通った顔になるという結論になってしまったのだ。吉高由里子に頬を触られる横浜流星の図を簡単な線だけで描写したら、少しは似てきたのであった。だけども、やっぱり、この何とも言えない淋しさ風の顔を描くことは難しいね。何と言っても、横浜流星の場合、この目なんだよね。この眼を描くことが難しいのよ。このとても哀しそうな眼を描くのは、かなりレベルの高い話なんじゃないかね。そういう感じがするね。
ということで、今回は、映画のシーンを絵にしたら、どうだろうねということで、横浜流星氏を題材に初心者が大胆な取り組みをしたのでした。
誰が観ても、直ぐに分るように、人の顔をイラスト化していくことを日々勉強していきましょう。お見苦しい絵を載せまして、お許し、ヲバ。
コメント