初めに
村上春樹の小説のスタイルが好きで、それを真似したくなります。
ふむふむ。真似することは良いことじゃ。小説文章を真似るのだな。
いえ、小説に書かれている生活様式とかを真似るんです。
実生活を小説的にするとな。金のかかる話よのう。
真似る生活
こういうことが流行っているかどうかは知りません。
しかし、小説や映画や漫画から私達は好きなものや素敵なものを取り入れようとしてます、常に。
昔、ブルースリーの『燃えよドラゴン』が大ヒットした時、ヌンチャクを買った人が多いでしょ。
トム・クルーズの『トップ・ガン』の時は、フライトジャンパーma-1が流行ったでしょ。
真似るということは、同一のMonoを持ち一緒の気持ちになって幸せな気分になるということと、一緒かもしれませんね。
村上春樹的ライフ
ところで、村上春樹的ライフって、どんなの??
クールでハードボイルドの生活よ。しかし、村上春樹はハルキストや村上春樹至上主義を望んでいるわけではないぞい。
クールで、ハードボイルドな生活?ってのは、どうよ。
アメリカのハードボイルド小説並みの生活って、バーボン飲んで、クールと自分で思い込んでるセリフをニヒルに決めるの?
それとも、アイビーリーガーよろしく、チノパンとボタンダウンシャツで決めるの?
村上春樹マインド
違うんだろうね。
それは、きっと、村上春樹マインドを持った生き方をすることなんだろうね。
本当に村上春樹を真似るということは。
村上春樹マインド?何なの、それは?
村上春樹マインドの例えばを、箇条書きにしてみよう。
猫を愛する
走る
アイロンをかける
音楽に詳しい
レコードを収集する
Jazzバーを経営する
井戸が好き
料理は好き
セックスはそれなりに
寡黙にみえる
男友達はそんなに多くない 誠実で不器用な友人が好きだ
結構深く考える
思い入れできる「場所」を持つ
手紙が好きだ
孤独なスポーツが好きだ
特別な本が好きだ
ビールが好きだ
そして、いつも、「僕」であること
こう見てくると、村上春樹の小説の主人公こそが村上春樹ライフスタイルである。究極的には、実は、『僕』といつところに落ち着くのだ。箇条書きすると、全ての小説に流れている骨子が見えてくる。その前後の応用で、小説が出来上がっている感じがする。
自分なりのライフスタイルへ
人には、色々なライフスタイルがある。それは、その人の持っているであろう資産とかに左右されるが、金だけでは決められないものがありそうだ。
夢とか目標とか心とか情とか。結局は、自分の好きなことを続けられるライフスタイルが獲得できれば、それに越したことはないのだ。
自分のライフスタイルを確立させるためには、自分の好きなことは何なのかを自分に向き合って早期に確認する作業が必要なようだ。
そこに至るまで、人は右往左往するのだろう。早めに、若い時に、そこを見出すことが必要なのだろうね。
だから、今回、例として、村上春樹的ライフなんて言ったけど、自分の好きなこととシンクロするライフスタイルが出来れば、気分がきっと良くなるだろうね。
だから、今のライフスタイルに不満があるならば、自分に向き合って自分の好きなことを一度整理し自分の中にじっくり落とし込んで、そこに根差した生活を再検討することも、ちょっとした幸せになるための遠回りかもしれないけど、結構有益な手段かもしれないよ。
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