竹野内豊③:主演映画その3

俳優

今回は、竹野内豊の主演映画の第3弾です。主演映画編はこれで最後になります。

最後の主演映画は2本です。今回も、竹野内豊の映画選択に、それなりの彼の哲学があったような気がします。そういう深みのある映画でしょうか。

at Home アットホーム

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サスペンス系ヒューマンタッチ映画と竹野内豊

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C)映画『at Home』製作委員会
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家族を盗むという小説原作の設定。竹野内豊が言うのだ。「俺が盗んできた家族は、誰にも奪わせない」という、なんとも意味深なコピーが映画の広告には、添えられている。

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出典:YouTube C)映画『at Home』製作委員会

はたして、“家族を盗む”とは? いびつな関係を結ぶ彼らは、“家族”の幸せを守ることができるのか?

そうなのだよ。これが、人気作家本多孝好の原作を基に、偽装家族をテーマに出来上がった映画『at Home アットホーム』なのだ。

社会からはじかれ一緒に暮らす道を選んだ5人は、血の繋がりのない「家族」。どこにでもある普通に幸せそうな家族が、実は決して振り返りたくはない過去を持つという“ワケあり”の偽装家族なのである。

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出典:www.sankei.com

父は泥棒・和彦(竹野内)、母・皐月(松雪)は結婚詐欺師、長男・淳(坂口健太郎)は偽造職人で、長女・飛鳥(黒島結菜)とまだ幼い次男・隆史(池田優斗)も“犯罪”で生計を立てていることを知っている――何故彼らがそんな歪な関係を選んだのか、解き明かされていく。

家族となったそれぞれが背負っていたものが明かされていく中盤あたりから、ゾクゾクするような展開。結構、心の奥底が揺り動かされる。

こんな5人が奇妙な犯罪生活を行いながらも肩寄せ合い暮らしていたある日、母親が仕事に失敗し誘拐されたことから、家族の絆が試される事件に直面する。

C)映画『at Home』製作委員会

ある夜、家族の元に一本の電話が…。お母さんがターゲットにした相手がどうやら結婚詐欺師で一枚上手だった事から事態は急変。1000万円という身代金を要求してきた相手の男とどう立ち向かうのか。

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C)映画『at Home』製作委員会

能天気にみえた家族、その裏にあるそれぞれの苦しい過去。血もつながっていない、けれどこの幸せを守るためなら、誰よりも必死になれる。これも一つの家族の姿。母親を取り戻すことはできるのか!?

坂口健太郎も未来の竹野内豊になれる良き演技をしておったぞい。

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出典:www.cdjournal.com

クライマックスで大きな決断を下す一家の父親を演じ切った、竹野内豊。

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出典:www.cdjournal.com

そしてラストのムショから出所してきた竹野内豊の表情。泣けるぅぅ。

やるじゃないか、竹野内豊。

今回、竹野内豊は偽装の父親役。犯罪者なのに、極めて、ヒューマン。やはり、彼は、こういう映画を選ぶんだな。本当に、竹野内豊という俳優は面白い。挑戦するフィールドが毎回に違う。深みがでるっしょ。彼は。

あらすじと本

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竹之内豊/松雪泰子/坂口健太郎/黒島結菜/池田優斗/村本大輔/千原せいじ/板尾創路/國村隼

空き巣の父・和彦(竹野内豊)と結婚詐欺師の母・皐月(松雪泰子)は、犯罪で生計を立てながら 3人の子どもたちと暮らしていた。
そんなある日、 母の詐欺が相手に見破られたことで誘拐され、身代金を要求されてしまう。
血のつながりはなくとも、それぞれに苦しい過去を持つ寄せ集めの家族は、ささやかな幸せを守るため立ち上がる。

「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞し、単行本デビュー作「MISSING」で 一躍脚光を浴びた本多孝好の人気小説を映画化。
一見何の変哲もない幸福に満ちた家族ながら、裏では犯罪に手を染める一家の母が 結婚詐欺相手に誘拐され身代金を要求されたことで、母を取り戻すため奮闘する家族の姿を描く。
監督は、『未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』の蝶野博。
それぞれに過去を抱える血のつながらない5人家族の父親に竹野内豊、結婚詐欺師の母には松雪泰子が扮する。

この映画の原作は、「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞し、単行本「MISSING」で一躍脚光を浴びた本多孝好の小説。

ちなみに、本多孝好の略歴は。
1971年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。94年「眠りの海」で小説推理新人賞を受賞。99年同作を収録した『MISSING』で単行本デビュー。「このミステリーがすごい!2000年版」でトップ10入りするなど高い評価を得て一躍脚光を浴びる。以後、恋愛、青春小説などジャンルを超えた新しいエンターテインメント作品を発表、常に読者の圧倒的な支持を得ている。

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父は泥棒、母は結婚詐欺師。僕はパスポート偽造屋で働いており、弟はゲームの中で世界を救ってばかりいる。一家はそれなりに平和に暮らしていたが、ある日、母が結婚詐欺のターゲットに逆に誘拐されてしまう。犯人に呼び出された父と僕は、偽札が詰まった紙袋を持って母を助けに向かうが―。巧妙な伏線が張り巡らされ、驚きと涙なくしては読めない結末を迎える表題作を始め、現代の家族のかたちを描ききった傑作小説集。

人生の約束

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仕事一筋に生きてきた竹野内豊が親友の死を機に、親友の故郷・富山の曳山祭の危機を救おうと立ち上がる中で、失ってきた大切なものを取り戻そうとするストーリー。心の拠り所は祭りじゃ。

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出典:北日本新聞(2015年12月21日)
人生の約束 - 映画・映像|東宝WEB SITE

竹野内豊は今回はIT企業の社長

人と人がつながることが、当たり前ではなくなってしまった今の時代に、「絆」と「再生」の物語。

かつての親友と共に起業し、IT関連企業CEOを務め、根っからの仕事人間で会社の拡大にしか興味がない主人公・中原祐馬を演じる竹野内豊。

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航平の死を知った竹野内豊。会社を追われた親友航平は、故郷に帰って、死んだ。竹野内豊が親友の故郷富山に行き巡り合ったのは、航平の義兄渡辺哲也(江口洋介)の怒りに満ちた目と、娘の瞳(高橋ひかる)のどこか悲しげだけど平静を装う態度だった。

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出典:anttiorb.hatenablog.com

刑事・岩瀬(ビートたけし)。不正取引の疑惑で強制捜査を受ける竹野内豊に、曳山に出る猶予を与える。

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出典:movies.yahoo.co.jp

IT関連企業のCEO・中原祐馬(竹野内豊)は会社の規模を拡大することしか頭になく、目的のためには使えない社員や取引先は容赦なく切り捨ててきた。いつしか中原の周りにはイエスマンしかいなくなり、中原に唯一真っ向から意見できるのは若い沢井卓也(松坂桃李)のみという状況になっていた。

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かつての親友は、最後にもう一度「曳山につながる」事を願って死んでいった。竹野内豊は、会社から何から全てを失ったとき、亡き友への想い、曳山祭りに高揚する人々の情熱、純粋無垢な一人の少女の想いに触れ、抱え込んだ葛藤と後悔を浄化していく。再生していくのだった。

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瞳から「曳山を町へ取り戻してほしい。」と言われた竹野内豊は、その頼みをかなえようとするのだった。

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(C)2016映画「人生の約束」製作委員会

脇役がやはり豪華過ぎ。

『人生の約束』キャスト発表
(C)2016映画「人生の約束」製作委員会

あらすじ

人生の約束 (豪華版)(本編DVD+特典DVD)
【物語】
会社の拡大にしか興味の無いIT関連企業CEO・中原祐馬(竹野内豊)の携帯に、共に起業しながらも会社を追い出す形で決別してしまった、
かつての親友・航平から、ここ数日、何度も着信があった。胸騒ぎを覚えた祐馬が航平の故郷へ向かうと、そこで待っていたのは予期せぬ親友の死だった。
町内会長の西村玄太郎(西田敏行)に話を聞くと、病に冒され余命僅かだった航平は、最後に曳山につながりたいと故郷の土を踏んでいた。
事態を飲み込めない祐馬が線香をあげようとするも、航平の義兄・鉄也(江口洋介)は会社を追い出したあげく、
航平からの電話を無視し続けた祐馬を許すことが出来ず、殴りかかってしまう。故人を惜しむ場が荒れるのを防いだのは、
航平の忘れ形見ともいえる娘・瞳(髙橋ひかる)の落ち着いた対応だった。かつての親友に子どもがいたことに驚く祐馬は、
自分に何か出来ることはないかと瞳に聞くと、物憂げな瞳が重たい口を開いた。「西町から四十物町の曳山を取り返してくれますか?」。
航平の故郷・富山県の新湊(しんみなと)にある四十物町(あいものちょう)では、前代未聞の曳山譲渡に町が揺れており、
約束を反故にした新興の西町に、航平は最期を迎える瞬間まで抗議をしていたのだ。
一方、東京では祐馬の会社が不正取引の疑いで強制捜査を受け、祐馬は会社や仲間だけでなく、全てを失ってしまうことに。一人になってしまった祐馬だったが、
たった一つだけ残ったもの、瞳との約束を守るため再び新湊に向かうと、そこでは祭りがすぐ間近に迫っていた─。

竹野内豊の今回

俳優としての竹野内豊は今回の主演映画2本はやはりヒューマンドラマ系という範疇で良いかな。今回の2つの映画に共通するテーマは、『繋がりと絆』だね。多分。それは、人・家族・親友との絆だね。そこにフォーカスを当てた2作品と言って良いでしょう。

『アットホーム』では、血のつながりのない人達の家族としての繋がりと絆。それを大きな気持ちで優しく支える主人公竹野内豊。

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C)映画『at Home』製作委員会

『人生の約束』では、竹野内豊が親友の死から、祭りの曳山に繋がろうと懸命になる。そこで、曳山は町の人々にとっては単なる祭りのひとつのアイテムではなくて、先祖や知り合い、そして自分自身の過去といった大切なものと時間や距離を超えてつながるものであった。そうなのだ。親友との絆と繋がりだけではなく、大きな過去と未来のための人々にとっての繋がりと絆だったのだ。

『人生の約束』- (C) 2016「人生の約束」製作委員会
出典:www.cinemacafe.net

竹野内豊の『人生の約束』映画上映封切後のインタビューでも彼は言っている。

親友を失い、友が眠る富山の新湊に行ってから心を揺るがせ、人間性を取り戻していくという繊細な芝居を要求される役だったと。そして、自分はやっぱり新しいものをやってみたいという気持ちは常にあって。今まで自分がやってきたことのない役柄に挑戦してみたいなと。

そういうところを演じ切った竹野内豊。『アットホーム』では泥棒役。『人生の約束』では嫌な男役。そこから善の人間性を取り戻し再生していく難しい役に挑戦している。

人と真直ぐ向き合い、人を思いやること。忘れていた人生の大切なもの。友や家族が愛したこの場所で。今、果たそう。人生の約束。

そんなこんなで、人と人のつながりってこんなに温かいんだなぁと感じさせてくれた竹野内豊よ、今回も、有難うでありました。感謝。

最後に彼のインタビュー記事を載せておきます。

大切な“心”というものを忘れてしまうと道を踏み外すというか、向かっていくベクトルも違った方向になってしまうな、という感じがしたんですね。仕事をしていく上で、気持ち、そして心をちゃんとしっかり持つ。それは当然のことでもあるんですけど、たまに頭ではわかってはいてもビジネスが優先になってしまったりすることもありますよね。でもそういった仕事でもきちんと気持ちを持って挑んでいこうと。そういう気持ちというのは、忘れないようにしていきたいと思います。

the fashion post

うーん、誠実なヤツだぜ。相変わらず。

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出典:movie.walkerplus.com

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