小松菜奈は最初から凄かった:渇き。

サスペンス映画

女優として意外に長い経歴を持っている小松菜奈。数々の印象に残る面白い映画に出演してきた。それでも、2014年に映画女優デビューした作品『渇き』での鮮烈な圧倒的な存在感は未だに伝説かもしれない。あの何とも言えない神秘感は、この頃から今でも変わっていない。小松菜奈は、映画に始めて登場した時から、凄かったのである。

渇き

『告白』を上回る、衝撃!! 大論争を巻き起こした、中島哲也監督 最新作! 『渇き。』どいつもこいつも狂い過ぎ?! 日本映画界を代表する超豪華キャスト陣がやり過ぎ熱演!アウターケース+ブックレット+サントラCD付 スペシャル仕様

【ストーリー】
元刑事のロクデナシ親父・藤島昭和(役所広司)に離婚した元妻から連絡が入った。成績優秀なうえ、容姿端麗、学園のカリスマでもある女子高生の娘・加奈子(小松菜奈)が失踪したという。
自分のせいで全てを失った男が、再び“家族”を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追うことに。娘の交友関係をたどって行く先々で、語られる“知らない加奈子像”に戸惑う藤島。
想像を超えて肥大し、踏み入れるほどに見失う娘の正体。
やがて藤島の激情は、果てしない暴走をはじめる―。

どうなのよ、これ。どこまで狂わせるんだ。

この映画、登場俳優が凄すぎる。妻夫木聡、二階堂ふみ、橋本愛、オダギリジョー、中谷美紀。良くぞ、集めたし。良くぞ、ここまで、それぞれの役者を素晴らしい狂人にしてくれた。名監督中島。

役所広司の最低最悪の父でロクデナシの元刑事の狂いっぷりが半端ない。役所広司は立派な大人の紳士の姿も良いが、狂わせたら、最高の俳優だな。改めて、その凄さを感じた。

出典:(C)2014「渇き。」製作委員会

負けじと、妻夫木聡の軽いノリの狂った感じの若い刑事もオダギリジョーの悪の権化の刑事の狂い方も、役所広司の野獣の狂いとアウフヘーベンして、最低最悪の観るほうにとってはとても面白いシーンを作ってくれた。

出典:(C)2014「渇き。」製作委員会

オダギリジョーと役所広司の最後の決闘シーンは、どう考えても、異常な狂気さに満ちている。ここまで、狂わせるかね。この監督は。

出典:(C)2014「渇き。」製作委員会

小松菜奈の女子高の先生役であった中谷美紀も、この映画の中で、実は、ドン電返しで、ナカナカの狂気を演じるのであった。ここまで、やるの、彼女も。

出典:(C)2014「渇き。」製作委員会

「小松さんは美しい。だけど、その美しさの中に危うい怖さみたいなものもある。親父たちがうるさく怒鳴り散らしている大人の世界で、爽やかに笑っている。そっちの方が怖いかもと思わせる表現には、小松さんしかいなかったんじゃないかな。加奈子の笑顔が一番怖かったよね」と中島監督。

出典:(C)2014「渇き。」製作委員会

悪女としての小松菜奈は、多分この時、18歳くらいであったと思うが、JKとして、この役をこなすのであれば、多分、彼女しか考えられなかったであろう怖さがあった。映画に初めて出たのに、この貫禄は何故よ。

出典:(C)2014「渇き。」製作委員会

そうなのだ。悪女と聖女との境界線をいとも簡単に超えていける存在が、小松菜奈なのであった。

出典:(C)2014「渇き。」製作委員会

こんな小松菜奈を観ていると、俺は、思い出すのであった。そう、島田雅彦の小説を。それは。『傾国子女』だ。もし、この小説が将来映画化されるのであれば、歳を少し取った小松菜奈に是非主人公白草千春を演じてもらいたいと思うのである。

傾国子女:島田邦彦  ¥817

果たして、小松菜奈は、現代の好色一代女であったのか?『渇き。』の中で。

奇跡の美貌を持つ女 vs. 世の中を悪くする男たち

常に男達の争いの的になる「災いの女」でありながら、貪欲に幸せを追い求めた白草千春――。絶妙の女一人語りによる現代版・好色一代女。

内容紹介

果てしなき渇き:深町秋生 ¥817

当然、映画『渇き。』は原作としての小説はある。深町秋生の 『このミス』大賞受賞作品。 こちらも面白い。

部屋に麻薬のカケラを残し失踪した加奈子。その行方を追う、元刑事で父親の藤島。一方、三年前。級友から酷いイジメにあっていた尚人は助けてくれた加奈子に恋をするようになったが…。現在と過去の物語が交錯し、少しずつ浮かび上がる加奈子の輪郭。探るほどに深くなる彼女の謎。そして用意された驚愕の結末とは。全選考委員が圧倒された第3回『このミス』大賞受賞作品。読む者の心を震わせる、暗き情念の問題作。

内容紹介

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