映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』が9月に公開される。
宇宙でいちばんあかるい屋根 (光文社文庫)
この現代のお伽話的映画は、多分かなり面白いし、心に染みるはず。何故なら、原作小説がマジで、面白いので。
それに、なんてたって、星ばあ役が桃井かおりだからね。彼女の存在デカイっしょ。
中学生の大石つばめは、書道教室の入る雑居ビルの屋上で、謎の老女、星ばあに会った。キックボードを教えた礼に、幼馴染の亨くんへ出してしまったカードを取り返してくれるという。家族との関係、そして恋心。「多感」な時期を生きる少女が、不思議な出会いで自分の思いを見つめなおしていく。十四歳の、不安定でも精一杯の毎日を描く、ファンタジードラマ。
内容説明
カスタマーレビューでは、こんな感じ。
清原果那さん主演で映画化されると知り、読みました。調べたら単行本の初版は2003年。「こんな素敵なお話があったことを知らずに損した」という気持ちと、「いま出会えてよかった!」という気持ち。中学生の揺れ動く気持ちの描写が素敵だし、謎の「星ばあ」と「つばめ」のやりとりがおもしろくてハラハラしてじーんときて、よいのです。本当に出会えてよかった、と思えた小説でした。
星ばあ語録
星ばあ語録は、現代を生きていく上での名言である。間違いない。
その哲学的な深みを知ろう。
歳食ったらなぁ、なんだって、出来るようになるんだよ
そうやってひらき直っているうちは、なんも手に入れられん
あのなあ、男っていうのは、前に前に生きていく生きものなんだよ
時間ってのは、もう少し、気持ちよく使え
後悔ってのはなぁ。行動してから、しろ
今日がなくても次があんだろ。そのまたお次もある。それにいったん離れりゃ、いかにそいつが自分にとって大事かわかるってもんだ
お前も、しぶとく、生きろ
うまくなったら、次にいかなきゃ気がすまないもんだろ。同じとこにずっといるってのは何でも苦しいもんだ
多くの意味を勝手に期待しなさんなってこと
きれいなものは食っちまって、自分の身や骨にしたいもんだろが。とくに、こんなはかないものなら、なおさらだ
屋根に守られているもんさ。どんな人間も家族も
伊藤健太郎見参
伊藤健太郎氏が、主演の清原果那演じる「つばめ」が恋するお隣の大学生浅倉亨役で登場だ。
今回の健太郎氏は、バンジョーを弾いているぞ。爽やか青年である。
浅倉亨に襲い掛かるショッキングなこととは?
伊藤健太郎氏、この映画を一言で説明。『温かい映画』と。
主題歌:清原果耶「今とあの頃の僕ら」
清原果耶が始めて出したこの映画の主題曲「今とあの頃の僕ら」が良い。本当に、澄み切った綺麗な声なのである。素晴らしい。この作品とマッチしていますね。そして、作詞・作曲・プロデュースはCoccoなのじゃ。
天は、二物を与えるものなんじゃな。
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