伊藤健太郎研究その15:稀有で有為な役者に思うこと

伊藤健太郎

今回の件で

本来は中立で映画やエンタメや小説・漫画について記事を書いているブログであるのでこのような刑事事件に発展する可能性のある事件にモノ申すことは良くないのであろうが、少しだけ私見を述べさせてもらいたい。

今回の件で、伊藤健太郎のことが大きくバッシング報道されている。それも賠償金が5億円を超えるとか彼はとてもヤンチャで目上の人への礼儀を知らないとかマネージャーが変わってから不遜な態度を取ることが多くなったとか、彼へのマイナスの話が、マスコミから、ただただ流れてくる。毎日彼のマイナスのところを探して、そこを更に強調してくるような感じである。どうして、こういう報道になっていくのか。この方が視聴率が上がるからなのか。彼のことをそこまで知らないテレビやネットの視聴者が喜ぶからか。

ひき逃げの人身事故を起こしたということは本人も認めているので事実だ。なので、行政罰は当然課される。加えて、起訴され刑事罰を負わされる可能性もある。この点からすれば、辛い量刑が課されることもあるが、その場合は、執行猶予は付くであろうし、交通事故刑務所に行くことはあり得ないでしょう。

ここまでのバッシングに近い加害者への責めをしていいのだろうかと単純に感じる。確かに、彼は周りの皆さんが言うように芸能人で準公人かもしれない。これだけテレビや映画での多くの露出があるのだから。だが、まだ、23歳の若者である。これから将来のある。

ところで彼の交通事故の問題点はどこにあるのか?お酒を飲んでいたわけでもない。クスリをしていたわけでもない。あおり運転をしていたわけでもない。また、そこはUターン禁止場所ではなかったようだ。なので、故意でなく過失によって交通事故を起こしてしまったということとその場に止まらずに逃げたような形になっているところの2つの論点に尽きよう。特に後者が伊藤健太郎にとって大きな判断ミスがあったことになるのだろう。ひき逃げのところに悪質性があるか否かだ。パニックになったのは本人が認めている。だが、第三者に説得されたとはいえ、現場に戻っている。どのような話がその場で起きたかは不明であるが、被害者達に謝ってもいるだろう。なので、そこまでの大きな悪意があった経緯にないと自分は感じている。その点につき、司法の判断を待つしかないが、大きな量刑にならないのではないかと思っているし祈っている。

彼は、この数日間の間に、多くの報道結果を受け、多くのCM出演のキャンセルやテレビ・映画・舞台全ての今後の出演予定であったものの殆ど全てを失ったであろう。そして、報道の取り上げの多さによって今まで築き上げてきた役者としての良きイメージを一瞬にして失ったであろう。ここからの回復と復活は多分並大抵のものではないと思う。そして、彼は多分、今精神的に相当落ち込んでいるだろう。私に言わせれば、既にこの時点で、伊藤健太郎は、この事故による加害者としての社会に対する道義的責任は既に十分に果たしていると言っても良いくらいではないかと思っている。

被害者のことに関して、「一生償っていきたい」との警察署の謝罪会見で彼は言った。これは唐突過ぎる言葉であったが、彼は本当にそういう気持ちだったのであろう。そのくらい、心根はとても優しく真摯なのである。今後の治療および示談等の話になっていくが、一生になる大きな被害でなければ、被害者の方達の彼に対する配慮をお願いしたいところだ。既に、彼は大きな道義的責任・社会的責任をあの若さで負ってしまったのだから。彼の俳優としての道を閉ざしてほしくない。

伊藤健太郎という役者

本当に、彼の俳優としての今まで築いてきた道を失ってほしくないと思う。そのくらいに、彼の今までの映画やドラマでの演技はとても良かった。多分物凄く努力して、今の地位まで来れたのではないのだろうか。そして、その演技に勇気づけられた人も多くいるのではないかと思う。マスコミで報道をしている人達はどこまで彼の役者としての良さや頑張りを知っているのだろうか。知った上で、あのような報道やセッションをしているのだろうか。そういうようには思えないと感じているのは私だけか。彼の俳優としての映画やドラマを全て見てきたら、あのような記事にはならないとは思うのだが。私は甘すぎるのか。だが敢えて言いたい。単に彼を人気俳優という言葉で終わらせるのは間違いなのだ。とても惜しいのである。このまま、消えていくのは。もしくは、今のままの伊藤健太郎でなくなっていくのは。彼を長くウォッチしてきたファンの一人としても、やはり、大変辛すぎる。彼のような役者は、意外と今までいなかったのではなかろうか。普通OF普通と指摘されるが如く、普通な青年のようにみえつつ人間としての魅力を垣間見せてくれる演技が出来る俳優なのである。本当に近くにいそうでいない存在。映画にドラマに舞台に主役でも脇役でも必ず素敵な良い味をつけてくれる俳優。彼をこのまま今までと違う存在にして彼の俳優としての個性を失わせるのはエンタメ界にとって大きな損失である。彼は、この事件を通じて、更に大きく成長した俳優になるはずだ。多分、少し調子に乗っていたところを天が戒めただけなのだ。彼は必ず、時間がかかるかもしれないが、このことを自分の糧にして戻ってくるはずだ。戻ってきて欲しい。戻ってくるように、周りが応援してほしい。そのくらいに、稀有な俳優なのである。ヤンチャだから、周りへの配慮に欠けるとか、若い時ってそんなもんでしょ。どうして、こういう時だけそういう話を持ち出してくるのだろうか。彼がここまで真面目に努力してきたことやその才能に目を向けて欲しい。彼は誰よりも今悩み考えているはずだ。彼の精神がこれから破綻しないことを心配している。だから、有為な俳優を失わないように配慮を逆に切にお願いしたい。彼の役者としての演技を切にこれからも見ていきたい国民の一人として。

勝手なことを書いたかもしれません。私見をお許し願いたい。

*ちなみに、今ネットをみたら、マスコミにも、このような記事もありました。有難い限り。こういう声が多く届くことを願っている。

伊藤健太郎 ひき逃げでバッシングも撮影現場からは「意外な声」(FRIDAY) - Yahoo!ニュース
若手俳優として飛ぶ鳥を落とす勢いだった伊藤健太郎(23)が、人身事故を起こし逮捕された。数えきれないほどのドラマや映画、舞台に引っ張りだこの伊藤だったが、今後これらのオファーは全て途絶えるだろう。出

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