SF発想の高さ
奥弘哉の漫画には、想像力がある。絵も綺麗だし、SFのレベルが今までにないものなので、面白い。
人魚の眠る家
夏日に突然なった。病院検査の後、新宿に降りたら、東口アルタ前はうだるような夏の日差しだった。夜、「人魚の眠る家」(公式サイト出典)と「死体が消えた夜」(韓国映画)を観る。人形の眠る家は東野圭吾と堤幸彦監督。死とは何かを考えさせる映画。現代における医療と科学技術と人間の心の問題。死体が消えた夜は最後の10分にこの映画の前半の面白なさを覆す仕掛けがあった。最後まで我慢して観て良かったかもしれない。
GIGANT始動
現在、第5巻まで
僕の恋人はこの世界を救えるの…か!?無責任な大衆の欲望=ETEによって、再び東京に現れた3匹の巨大サタン。
国命によって都民を救うため新宿に降り立ったパピコは、大勢の人々が見守る中で、死闘を繰り広げる!!近くにいる恋人・零のパピコの無事を祈る声は届くのか…!?
カスタマーレビューでは、
コマがでかいのであっという間に読み終わってしまうのが難点だけども内容は面白いよな。その活躍によって一躍に国家的ヒロインに成り上がっていくパピコの描写は一見サクセスストーリーのようでもあるけど大衆の悪意が多数決で選択するETEの災害と構造的には表裏一体でなにかのきっかけでひっくり返りそうで怖くも見えるね。そんな彼女と零の関係(やるべきことをしっかりとやっているのが良いね)がどうなってくのかとかSFとしての設定が徐々に明らかになってきたりとか物語としても盛り上がって来ている感じがしていいね。ガンツやいぬやしきを読んだ限り風呂敷畳みにはあまり期待できないんだけどそれも含めてこの作者の作家性だと受け止めているし伏線回収が正義みたいな風潮は無視していいから今後も好き放題に描いていってほしいね。この作者の実在の芸能人をモデル丸わかりというか殆どそのままに登場させるやりかたも作品の現実感を高める効果というよりは単純にネタ的におもしろいからこの先もやって頂きたい。個人的にはワ○ドナショー辺りをやってもらえるとおもしろそうな気がするけどどうだろう。
前回コメント
久しぶりに、奥浩哉の「GIGANT」(引用:ビッグコミックBROS.NET出典)を読む。この漫画家のSF発想は極めて面白い。「GANTZ」・「いぬやしき」に続く発想だ。彼の漫画のモチーフは、宇宙からのエイリアンや未知のものが来ることが前提となっている。俺の好きなテーマだ。映画ではメッセージ・遊星からの物体X・アナイアレイションだ。ここに、人はまず興味を感じる。そして、そこにもしこういうことがあればという夢想が絡む。なので、面白い。今はまだ3巻までだが、ここからが注目だ。これからの地球の未来は果たして外部からの侵入がないと言えるのだろうか?多分、裏の世界では、かなりの研究が進んでいるとは思うが・・・。
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