ちょっとした出だし
近頃、女優の映画&TVドラマシリーズを連続して書いてきている。邦画の女優を現在は中心に書き始めている。書いていて、それぞれの映画やテレビドラマを想い出すと、その女優の持っている方向性の持つ映画が多いことに気づく。当たり前のことだろうが、前回記載した吉高由里子などは、「ゆりごころ」で殺人犯の役をやるなど演技の幅を広げているなど、自分探しの旅に出ている女優も多い。
その点、綾瀬はるかであるが、一貫して、そういうことはない。彼女が今のところ、歩んでいる道は、マジに、正統派な美人女優の歩む道で、ギャグ系はあるものの、汚れ役や悪役はない。
そうなのである。昔の日本映画にいた原節子や酒井和歌子などの正統派女優の道を歩んでいるのだ。何故か、一言で言えば、合わないのだ。もっと言えば、その手の難しい役は向いていないのだ。天然が多分邪魔をするのだ。そして、そういう役をして欲しくもない。あの大きな胸をしているのだからといって、ワルなソープ嬢で男を破滅させしていくような役はあり得ない。
そうなのである。そこが、何故か、同じように隠れ胸キュンである上戸彩とも違うのである。上戸彩は、その存在自体が、少しグレテイルコギャルを演じても問題はなかったのである。
だから、今、正統派で居続けていくであろう綾瀬はるかを振り返ってみることにした。出演している映画・TVは多いので、何回かに分けて、みていこうと思っている。
自分の好き度をメーターにして、順位をつけてみよう。今回は分野をファンタジー系映画・ドラマ編にして、6作品を選んでみたよ。
第6位:鹿男あをによし
全く持って、個人的に好きだったテレビドラマなのじゃ。主人公の玉木宏と同じ下宿に住み同じ学校の歴史教師であり剣道部の顧問役なのだ。このドラマは万城目学のファンタジー小説のドラマ化であるので、大変面白いのだ。
綾瀬はるかのこの時の役はヒロインとまではいかないが、初々しかったなあ。なんといっても、ドラマの内容が良かった。歴史が大好きな人間にとっては最高の作品なのではないだろうか。奈良の美しい風景、鹿との不思議且つ面白いやりとり、それを取り巻く人間模様。登場人物たちすべてが魅力的でありました。個人的には、姉妹女子高数学教師の柴本幸も好きでしたね。
第5位:プリンセス トヨトミ
この万城目学のファンタジー小説絡みでいけば、綾瀬はるかの作品では、この映画になろう。鹿男が2008年公開で、プリンセストヨトミが2011年公開だから、3年後の話だ。会計検査院の調査官である綾瀬はるかが大阪を走る。その走りが胸と連動して、大変話題(?)になった映画である。
走るぞ、揺れるぞ、大阪が、綾瀬はるかが。
第4位:本能寺ホテル
ということは、この連続になってしまうわけで、「プリンセス トヨトミ」の鈴木雅之監督と堤真一と綾瀬はるかのトリオでタッグを組んで6年後の2017年に公開された映画が、「本能寺ホテル」なのであった。ファンタジー的SF的映画やドラマの3連荘の繋がりであります。
かように、綾瀬はるかは、このような夢見がちな面白い作品のヒロインに抜擢されるのであります。多分、本人の頭の中が、きっと、ファンタジーだからでしょう。
今回も。綾瀬はるかは、お決まりのように、走る。揺れる。
第3位:精霊の守り人
こんな感じで、ファンタジーで来られてしまうと、どうすんの、綾瀬はるかの次はとなるが、やはり、次は、大河ファンタジーにいかざるを得ないか。そうだろうな、そういう流れだよな。綾瀬はるか=ファンタジーなのだ。お花畑なのだよ。NHKの大河ファンタジードラマの「精霊の守り人」に行き着くかな。
なんてたって、綾瀬はるかは、女ボディガードですから。
第2位:秘密のアッコちゃん
ここまで、ファンタジーが続くのなら、やはり、ファンタジーのレジェンドである「秘密のアッコちゃん」に登場してもらおうではないか。2012年の公開作品。ドジ系の明るさ楽天系ラッキーガールを演じさせたなら、綾瀬はるかだろう。
本当に、ファンタジー系ラブコメ系ドラマには欠かせないな。
今回は、揺れずに、走らずに、倒れまくるか?うーん、きっと、そのままの綾瀬はるかの自然体なのかな。
第1位:今夜、ロマンス劇場で
ファンタジー系映画の中では、最後に、第1位に、「今夜、ロマンス劇場で」を持ってきましたです。
俳優も、坂口健太郎から加藤剛で良き役者をバックに、それこそ、昭和初期時代からの麗しき女優のあり方を描いたような作品で、映画大好きオマージュに溢れているし、文句なしのファンタジー系の第1位に選びましたよ。
なんてたって、温かい感じが作品全体に溢れていたから。
お姫様・お嬢様としての綾瀬はるかも何故か面白い。
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