伊藤健太郎研究その14:東京ラブストーリー

テレビドラマ

『東京ラブストーリー』。知らずと知れた漫画家柴門ふみの昭和の時代の大ヒット漫画。それに基づいた当時の織田裕二と鈴木保奈美で大人気になったテレビドラマのリバイバル版ではあるが、主演が伊藤健太郎であったことは誰も知っている通り。この新しくなったドラマについて、今更ながら、伊藤健太郎の魅力を中心に押さえておきます。

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昔(平成)の東京ラブストーリー(1991)


東京ラブストーリー DVD BOX

 1991年にフジテレビ系列で放送され大ヒットした、柴門ふみの同名作品を原作としたドラマの全12話を4枚のディスクに収録したDVDボックスセット。本編放送終了後に放映された総集編的特別番組の撮り下ろし部分も映像特典として収録している。
   東京に出てきたばかりのサラリーマン・永尾完治(織田裕二)、その同僚で常識にとらわれない自由奔放な女性・赤名リカ(鈴木保奈美)、完治の高校時代の親友でプレイボーイの医学生・三上健一(江口洋介)、同じく2人の親友で完治の長年のあこがれの女性・関口さとみ(有森也実)。この4人が織りなす恋愛模様を描く、恋愛ドラマの現代の古典。小田和正による主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」も本作同様に大ヒットした。

内容説明

東京ラブストーリー 文庫版 コミック 全3巻完結セット (小学館文庫)

令和のTokyo Love Story(2020)

Redirecting to https://1screen.ciatr.jp/tv/66234

このドラマは、今、AmazonのPrime Videoでも観れるのだが、ストーリーの概要はこんな感じだね。

2020年、あのラブストーリーが再び…。 広告代理店に勤める永尾完治(伊藤健太郎)は、地元の愛媛支部から東京本社の営業部に配属となり東京へやってきた。部長の和賀(眞島秀和)から赤名リカ(石橋静河)を紹介され、リカが完治の仕事の面倒を見ることに。完治は同じく東京にいる地元の同級生・三上健一(清原翔)から早速飲もうと誘われる。完治がずっと密かに想いを寄せていた関口さとみ(石井杏奈)も来ることになり、久々の再会を懐かしんでいたが、会社にいるリカから忘れていた財布を届けるとの連絡がある。リカが店にやってくると、三上は一緒に飲もうと誘う。この夜がきっかけとなり、同級生3人の交流が再び始まり、完治とリカの関係も単なる仕事仲間から次第に変化し始めていく…。 ©柴門ふみ/小学館 フジテレビジョンオーディオ言語日本語

Prime Video

まあ、言ってみれば、愛媛から東京に出てきた同級生3人と東京で出会うリカを入れた4人の恋愛物語であるのだが、自由奔放な女性であるリカにカンチが振り回されるというあたりがこのドラマの毎回の主な流れなのだね。本当に。その振り回され役になっているのが、カンチこと伊藤健太郎なのである。織田裕二の役を令和になって、引き受けたのである。

ビジネスジャーナル
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カンチの伊藤健太郎

このドラマの主たる登場人物は4人であることは上記の通り。男優に関して言えば、カンチ役は織田裕二から伊藤健太郎に。医大生の三上役が江口洋介から清原翔になっている。リメイク版で、この二人の俳優を選んだプロデューサーは先見の明があるね。

特に、カンチ役の伊藤健太郎は、明らかにキャラの立っている織田裕二に比すれば、全く正反対の、良く皆の言うところの「普通OF普通」の感じを全面に演じられる、私に言わせれば、唯一無二の存在であるからだ。ドラマを観てもらえば判るけれど、この役での伊藤健太郎はとても素直で誠実で真面目で田舎から出てきた磨れていない青年をそのまんまの感じで演じているのであるのだ。とても、とても、好感が持てるのであります。「普通OF普通」の伊藤健太郎をじっくり観賞するのには、持って来いの作品でありますね。


「東京の女」

そして、このリメイク版を面白くさせているのが、清原翔。江口洋介の役を演じているのであるが、正統派イケメン江口洋介に比して、とても不良性が程よくマッチしたイケメンであるので、話の展開に良い味を出してくれている。伊藤健太郎との対比が本当に良く浮き出ていて、ある意味で、彼の存在がこのドラマでの収穫とも言える俳優であるのだ。

しかし、知っての通り、この6月に清原翔は脳出血で緊急手術をしてその後のことが不明であるので、とても心配です。優秀な俳優なので、早い復帰を祈っております。

清原翔(俳優)の現在!脳出血の容態や後遺症・父親と兄など家族まとめ
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今回は、女性陣の石橋静河や石井杏奈については触れませんが、前作に比し新鮮な配役であったことは間違いないですね。

そして、戻りますが、伊藤健太郎。普通にそこら辺にいそうな青年なのに、何故か、そこら辺にはこういう人はいないという不思議な存在なのである。現実に。それをしかと感じさせてくれるのが、このドラマ。彼の魅力は、外見面でいくと、イケメンと言うよりはヤンチャ坊主の少年の顔を残したカワイイヤツというものであろう。だから、彼の演技に惹きつけられる。こういう若者は気になるだろう。どうしても。そして、背が高く、スラッとしている。

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マジで、こういう男が職場にいたら、イイよね。とてもフレンドリーに近しい存在なのに、でも、皆が注目していて遠い存在であるというアンビバレントな人物なのである。そうなのだよ。不思議なのである。伊藤健太郎は。とても身近にいそうなのに、とてもスター性を持っているのである。いるかい、こんな人物は。君の近くに。そうは、いないだろう。ね!

ところで、令和版と平成版の2つの『東京ラブストーリー』を対比して観るのも一興であります。単純に、この30年近い間に、東京って街がこんなに変わったんだということも実感できるし、令和における若者の感覚と平成における彼らの感性のちょっとした違いも感じられるのも面白いね。


行かないで

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