ハリウッド映画の不良中年オヤジ
ハリウッド映画の不良中年オヤジと言えば、ジャック・ニコルソンだ。
誰が何と言おうと。この男を差し置いて、洋画における不良中年オヤジはいない。
確かに、俳優のプライベートでは、チャーリー・シーンとか、アホなのは多くいるが、映画の中での不良中年は、ジャック・ニコルソンしかいない。
マーロン・ブランドという悪童もいたが、やはり、ジャック・ニコルソンには勝てないと勝手に思う。
しかし、ジャック・ニコルソンも既に81歳である。不良中年オヤジどころか、不良老年オヤジなのである。
そして、直近だと、激太りをしているという噂もある。また、痴呆症になり、役者は完全に辞めたとの話もある。
だが、彼が今まで歩んできた俳優人生はどう考えても、若い時から今まで、やんちゃな悪ガキがそのまま成長していったような役者人生ではなかったろうか?
とにかく、個性的で、インパクトが凄くて、そのくせ、かなり、可愛い過ぎるのだ。
頑固で皮肉屋で、子供っぽくて。 女性を怒らせるが、子供っぽいところが 放っておけないのかな。
個性的過ぎるよ、ジャック・ニコルソン!
どう凄いのかは、映画通なら、わかるだろう。最初に、目に飛び込んできた映画は、ピーター・フォンダやデニス・ホッパーと組んだ『イージー・ライダー』(1969年)そして、『ファイブ・イージー・ピーセス』(1970年)。『愛の狩人』(1971年)には、サイモンとガーファンクルのアート・ガーファンクルが共演していたし、恋人役で、アン・マーガレットも出ていたのだ。『チャイナ・タウン』(1974年)の探偵役も良かった。フェイ・ダナウェイも出ていた。
名優ジャック・ニコルソン
そして、これでもかと夢に出てきた『シャイニング』(1980年)だ。どれも、アクがあり過ぎ。『バットマン』(1989年)で、今話題のジョーカーを演じた。
『カッコーの巣の上で』(1975年)でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、オスカー俳優になった。以降、『愛と追憶の日々』(1983年)で助演男優賞、『恋愛小説家』(1997年)でもアカデミー賞主演男優賞を受賞した。
映画に出てよ。ジャック!
映画に出なくなってから久しいが、70歳前に、『最高の人生の見つけ方』(2007年)でモーガン・フリーマンと共演した億万長者の役で、不良老年の魅力を全面に出した。
これ以降は、映画への出演が途絶える。セリフが覚えられないとかの噂も流れた。
しかし、どうやら、彼は元気なようだ。まずは、良かった。
モテるぜ、ジャック・ニコルソン!
ジャック・ニコルソンは、髪は薄いし、お腹もでている。
しかし、魅力的。何故か、セクシーで女性にモテる。
何故だろう?
どうも、彼の顔を見ていると、眉毛と目にかなり特徴のあることがわかる。
眼光が結構鋭い目。眉毛と目の間が狭い。そして、眉が結構吊り上がっている。
ここが、話をしている彼の顔をみると、すごく魅力あるんですよね。
そして、醸し出す体全体の定年退職前のおっさんの雰囲気。
くたびれているのだけれど、何故か、何とも言えない、中年おっさんのほっこりとした優しさを感じます。
決して、憎めない。ケンカばっかりする馬鹿なのに、愛おしい。不思議な存在です。
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