香取慎吾の映画をこの間観たのだから、当然、稲垣吾郎の映画のことについても触れることが至当だろうね。そう思います。シンゴちゃんはしっかりと生きていましたが、ゴロウ君はどうなんだろうね?「新しい地図」の関係でいけば、それはきっと、元気に生きているんだろうね。
役者としての稲垣吾郎
個人的には、稲垣吾郎の俳優としての特異性に注目しており、そこをかなり私は買っている。今までに、どれだけ、特異な性格俳優としての道を歩んできたか。誰が、彼にこういう部分での才能があるのかを発見したのか。その最初の人は、本当に人を見る目があったんだろうね。
それくらいに、彼のサイコ的な役柄は、結構、観る人をハッとさせるのであります。俳優としての彼の存在価値はこのあたりにあります。そのくらいに、凄い存在感のある役者なのです。
今回のスマップ解散後に主演した「半世界」で陶芸職人役に挑戦している。そこでも、十分に性格俳優としての演技を見せつけています。
ちなみに、彼の出た映画やドラマを下に数本挙げます。まだ見られていない方は、是非見て下さい。彼のサイコ的な性格俳優の何たるかが分かりますね。
流れ星
言わずと知れた、フジテレビの上戸彩と竹内豊主演のラブストーリードラマです。そこに、上戸彩の実の兄として、上戸彩に色々とサイコ的な寄りかかりをしてきます。正直言って、恐ろしい精神的犯罪者です。この演技がかなり上手でした。稲垣吾郎の特異な役者としての存在の大きいこと。
新江ノ島水族館で働く岡田健吾(竹内豊)はある時、妹・マリアが難病で肝臓の移植を必要としていることを知る。親族かその配偶者でなければ臓器提供は法によって厳しく規制されているが、親族の中から移植に同意してくれる人はおらず、最後の望みの綱であった婚約者も移植を拒否し、二人は別れてしまう。一方、風俗嬢として働く梨沙(上戸彩)は、兄・修一(稲垣吾郎)の作った借金のために自暴自棄になっていた。偶然出会った健吾と梨紗は借金の肩代わりと、結婚し移植をすることを互いに条件とし契約を結び、結婚する。本来出逢うはずのない二人であったが、お互いが背負った境遇が二人を引き寄せていく。人生に絶望しながらも、様々な困難を乗り越えていく男女の恋愛を描くラブストーリー。
Wikipedia一部修正
踊る捜査線レジェンド
狂気の稲垣吾郎と言われている「踊る捜査線レジェンド」での彼だ。これが1997年の作品であるから、この頃から既に、IQの高い狂気の犯罪者系の役とかをしていたわけであります。
![稲垣吾郎19年ぶりに織田裕二と共演 「IQ246」第8話出演](https://i.pinimg.com/474x/a7/ad/53/a7ad53ed929d0695325af8b92c03cc99.jpg)
![稲垣吾郎19年ぶりに織田裕二と共演 「IQ246」第8話出演](https://i.pinimg.com/474x/d1/b0/37/d1b037a2d71b351a83cdf6a0420775ea.jpg)
十三人の刺客
2010年、『十三人の刺客』では、史上最凶の暴君として松平斉韶役を演じ毎日映画コンクール男優助演賞を受賞するなど高い評価を得る。
『クローズZERO』の三池崇史監督によるアクション時代劇。江戸時代末期。老中・土井利位より明石藩主・松平斉韶暗殺の命を下された島田新左衛門は、甥の新六郎ら腕に覚えのある刺客を集め、300人を超える明石藩の軍勢に戦いを挑む。
Amazon Prime内容紹介
初めての極悪非道な役は役者としても新境地となった怪優と呼ばれた悪の殿様演技だ。これは、悪役としての彼の存在価値を確定させた作品だと私は思っている。
![『怪優』稲垣吾郎versus | toro0327の気まぐれ日記](https://i.pinimg.com/474x/fd/c5/76/fdc5761830574c2a64b2035da6182e13.jpg)
半世界
周りの家族や友人が自分の世界のことを理解してくれない、しようとしないことに怒りをおぼえる。おそらくそんなごく普通のことを描いている映画である。しかしながら、地方の陶芸で暮らしを立てている職人である稲垣吾郎の精神面がドカドカと心の中に入ってきて、やはり、稲垣吾郎タダモノではないなと感じました。そうです。これも、怪優の演技でありました。
「こんなこと、ひとりでやってきたのか」。山中の炭焼き窯で備長炭を製炭し生計を立てている紘は、突然帰ってきた、中学からの旧友で元自衛官の瑛介からそう驚かれる。何となく父から受け継いだ紘にとって、ただやり過ごすだけだったこの仕事。けれど仕事を理由に家のことは妻・初乃に任せっぱなし。それが仲間の帰還と、もう一人の同級生・光彦の「おまえ、明に関心もってないだろ。それがあいつにもバレてんだよ」という鋭い言葉で、仕事だけでなく、反抗期の息子・明にも無関心だったことにも気づかされる。やがて、瑛介の抱える過去を知った紘は、仕事や家族と真剣に向き合う決意をするが…。©2018「半世界」FILM PARTNERSジャンルドラマ監督阪本順治主演稲垣吾郎, 長谷川博己, 池脇千鶴
Amazon Prime Video内容紹介
![稲垣吾郎が主演を務める「半世界」の公開月が2019年2月に決定。あわせてティザービジュアルが解禁された。](https://i.pinimg.com/474x/78/d7/d3/78d7d34f49727144bfb832ac0e7cf049.jpg)
![稲垣吾郎が人生半ばの炭焼き職人を演じる──映画『半世界』密着レポート|映画(ムービー)|GQ JAPAN](https://i.pinimg.com/474x/d5/b9/f9/d5b9f956629f3f20e15c507901fe65d5.jpg)
![稲垣吾郎が人生半ばの炭焼き職人を演じる──映画『半世界』密着レポート|映画(ムービー)|GQ JAPAN](https://i.pinimg.com/474x/c4/3d/9c/c43d9c5ee22d2c8bb01732f9a07ee86d.jpg)
![稲垣吾郎主演×長谷川博己×阪本順治監督最新作―40歳手前の男たちの友情や家族愛を描く、愛と驚きとユーモアが詰まった映画です。](https://i.pinimg.com/474x/8c/a1/be/8ca1be960bae2408852e26a95fdcfb6e.jpg)
彼の道
稲垣吾郎は今、こんなことを言っている。
「正解がわからないから、楽しい」と。
スマップというある意味安息の地で逢ったところから離れ、道なき道を行く今を楽しんでいるようだ。かなりの充実ぶりを感じました。
私的には、引き続き、映画俳優として、怪優として、色々な映画監督の映画に出演をしてもらいたいと切に思っている。主人公でなく、相対の悪役として是非、彼の演技を更に観てみたいと切に思う。
![4月6日に公開される映画『クソ野郎と美しき世界』の撮影を通して、稲垣吾郎の新しい道はいっそう充実した。『GQ JAPAN』5月号誌面に続き、かれの言葉を届ける。](https://i.pinimg.com/474x/91/44/42/914442f8316d5c563cfc4bfdd7f004fb.jpg)
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