東村アキコは終わらない

漫画

ハードボイルドアキコ

現在、彼女の漫画はごっつええ人気がある。なんてたって、本人が、その漫画を通じての個性というか、笑いというか、インパクトが強すぎる女性漫画家である。女性漫画家版の林真理子とというか、中村うさぎというか、マツコというか、彼女達と同じような歯に衣着せぬ発言や表現はかなり人気を呼んでいる。呼び過ぎて、ヒモザイルの連載が今休載中にまでになっているようだ。そのくらい、彼女は今一番インパクトのある女性漫画家だ。確かに彼女のインパクトは強いが、その裏にある何とも言えない優しい顔が見え隠れするのでは、私は何故か、彼女の作品が好きである。男でもハードボイルド好きでも、東村アキコファンはいるのである。

現在の連載中漫画は、雪花の虎、美食探偵 明智五郎、偽装不倫、ハイパーミディ中島ハルコなどなど、面白さ驀進中だ。

既に終わった作品でも、面白い作品が目白押しだ。テンパリスト☆ベイビーズ、海月姫
ママはテンパリスト主に泣いてます、かくかくしかじか、メロポンだし!、東京タラレバ娘と、結構面白いのに心に来る作品が多い。特に、自分や家族のことが書かれている作品は東村アキコの人生を知る上で、貴重だ。

そういう中では、「かくかくしかじか」は必ず押させておきたい作品だ。

東村アキコの彼女の半生を描いた自伝的エッセイ漫画。東村アキコの幼年時代からの生い立ちと、有名漫画家になるまでの女性漫画家版『まんが道』を想定して描いたもの。この作品の一番の存在は彼女が学ぶ日高絵画教室の日高先生だ。この先生と東村アキコの関係と交流に流れる厳しさと優しさが良いのだ。そして、彼女が漫画家としてデビューする過程などが赤裸々にリアルに描かれています。

この漫画の日高先生は、油絵画家の日岡健三(1946年2月 – 2003年8月19日:満州国新京市出身)だ。東村アキコの地元宮崎市内で「日岡絵画教室」を開していた。そこに、自称天才東村アキコが美大受験のために入塾するのだ。そこで、彼女は師匠からコテンパンに絵作成について根底から叩き直させれるのだ。

東村アキコは、作品全体を眺めても、自分に素直だと思う。そして、自分の実生活での体験から、作品を創作している。何故人気が出るかと言えば、その漫画作品自体が女性達に対してのメッセージとなっているからだ。漫画作品自体が1つのエッセイであるからだ。それも、本当に自分に正直に自分を美化せずありのままを書いているからだろう。ドラマ化もされた吉高由里子主演の「東京タラレバ娘」も結婚できない・しない30代の女性達の心境を結構鋭く描いている。そこにメッセージがあって、エッセイ漫画たる所以がある。男達が多くこの人の作品を読めば、女性の気持ちが良く判るだろう。

実生活を描く女

ごっちゃん漫画として、東村アキコの初めての子育てでテンパる自分を描いた「ママはテンパリスト」も、多分女性達の共感を多く呼んだのであろう。正直にその時の気持ちや感情を表現するから、その飾り気のない姿勢に多くの共感を生んだに違いない。これも、男共はしっかりと見なくてはいかんな。大変なんだよ、女性は。

なので、東村アキコは決して終わらない。彼女の中に彼女の実生活がある限り、彼女はそこから自分と女性陣のために必要な漫画を紡ぎ出してくれるだろう。これからも、日本屈指の漫画エッセイストとしての彼女は光り輝いていくであろう。

ピーチ・ジョン【ボムBTサプリ】

東村アキコの漫画スナップ

ごっちゃん

画像

コマ漫画①

35歳は「乙女とおばさんのハイブリッド」である【東村アキコのひとり王国】 - Woman Insight | 雑誌の枠を超えたモデル・ファッション情報発信サイト

コマ漫画②

35歳は「乙女とおばさんのハイブリッド」である【東村アキコのひとり王国】 - Woman Insight | 雑誌の枠を超えたモデル・ファッション情報発信サイト

かくかくしかじか

東村アキコの原点である「かくかくしかじか」

『コミックス情報』
塗鴉日記/寫寫畫畫(かくかくしかじか),東村明子(アキコ)繪。主角:林明子、日高健三。
『かくかくしかじか/9』東村アキコ

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