昔観た映画を再度観て思うこと

コメディ映画

昔観た映画が教えてくれること

近頃の自分の流行りというのが、昔若い時に観た映画を再度観ることである。今までそういうことをしたことはなかったのだが、コロナ禍で巣籠り時間が増えたこともあり、そして、Prime VideoなどのPC系配信やゲオを始めとするレンタルショップの充実から、そこそこ昔のものにぶつかることが多いこともあり、観る機会が増えてきたのである。というか、新しい映画は殆ど観ているので、バック トゥ ザ パーストでも良いのではないかと思ったことも大きいのであった。

まあ既に観たものだし新鮮さなど全くないし面白みに欠けるけれど、他に観るものもないし、時間潰しのために、さて観ようとするかと観始めたら、それが、ところがだなのであったのだよ。昔観た映画を観た俺に起きた化学反応は次のようなことだったのだ。

近頃Back To The Pastで観たのは、あのジョディ・フォスター主演の『コンタクト』とジョン・ベルーシとダン・エクロイドの『ブルース・ブラザース』だったのだけど、信じられないことに、まるで初めて観る映画のように楽しめてしまったのである。

この原因は何かということになるのだが、一番大きいのは、それは昔観た映画の大筋は理解しているものの、最初から最後まで細かいところまでが全く抜け落ちているところなのである。

うーん。記憶力の低下?それとも、早期のアルツハイマー?と言うくらいに、こういう映画の流れだったんだとツクヅク気づくことが多かったのだ。大体がして、この2つの映画は結構俺の中ではツボで実は若い時に両方とも数回は観ているのにだ。

不思議でしょ。人間の記憶って。どちらも綿密に覚えていると思っていたのに。結構抜けているんだよね。こういう場面があったのかとか、こういうストーリーになっていたのかとか。

コンタクト

例えば、『コンタクト』では、科学者であるジュディ・フォスター博士と先輩の博士で政治家的に宇宙物理学を扱う嫌なオヤジとの軋轢など完全に忘れていたし、ベガからのコンタクトで送られてきた設計図で製造されたあの回転するワープ系転送機に彼女がポッドに乗って入っていき本当に瞬間で海に落ちたことすらも忘れていたのだから。あり得んな。こんな大事なキイポイントのところを失念しているなんて。色々なこの映画の重要なワンシーンを忘れているのであった。そして、この映画のテーマが人間の存在の根源に関する「我々は何処から来て何処へ行くのか」という壮大なものであったことに今更ながら驚くの俺であった。

ム、ム、ム、とても凄い映画だったのに、時間の経過の中で俺はとても大事なことを忘れてしまっていたのか?単なるSF映画でもなかったのだ。これは、実は、あの『インターステラー』に相通ずる映画で哲学であったのだよ。俺は若い頃、表面的な部分しか見ていなかったのだろうか。

電波天文学者エリナー“エリナ”・アロウォイ博士は、幼い頃からある答えを求めて続けてきた。「なぜ、我々はここにいるのか。我々はいったい何者なのか」。やがて、そんな彼女の願いが本当に天に届いたかのように、そのメッセージは宇宙から送られてきた。科学者として、女性として、人間として、エリナはたった一人でそのメッセージに答える決心をする。大宇宙を舞台に、人間の存在について考える、人間のための物語。原作はカール・セーガンのベストセラー小説。

内容紹介

最高のカスタマーレビューはこれだ。ここにこの映画の全てが凝縮されている。

1980年に米英独日の共同制作科学番組として歴史に名を残す「COSMOS」を監修して一躍有名になった天文学・天体物理学・宇宙生物学博士かつSF作家のカール・セーガン氏が87年著作した同名小説を映画化したもので、映画公開の前年1997年に他界された為、エンドクレジット冒頭に「カールセーガン氏に捧ぐ」と流れる。
セーガン博士のマルチな経歴は、地球を宇宙からの視点から眺め、人類史を宇宙歴の中で語る壮大なもので、科学と宗教、社会と愛を包括的に結びつけた発想に、当時の世界中が固唾を呑んでいたのを覚えている。
78年に公開された「2001年宇宙の旅」と併せて、恐らくその頃から、其れまでは核兵器を嫌悪し、宇宙開発も斜めに視る事しか出来なかったSF映画が、究極の科学と神への信仰を渾然一体にした人類史を問い掛けるレベルに昇華されたのだと思う。
本作の監督に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキスが起用されたのは理解出来る。彼は科学を難しく見せずに万人向けにエンタメ化するのが上手い。
実は勝手な思い込みだが、ストーリーの核心部は74年放映アニメの「宇宙戦艦ヤマト」に似ている。送られてきた設計図を元にワームホールを旅する設定は、そのままイスカンダルへの波動エンジンによるワープ航法だ。未知への探求心を大切にし、親日家でもあるゼメキス監督から想像するに、日本が大事な役割を果たす本作のシナリオこそ奇抜な着想へのオマージュだと感じている。
さて、演技では名優のジョディ・フォスターとマシュー・マコノヒーに隠れて、「アルマゲドン」でシャープ大佐役だったウィリアム・フィクナーが盲目役で素晴らしい異彩を放っていた。
観賞後には、生命と人類を育んだ地球への感謝、神への信仰と言う人の欲望を制御する謙虚な仕組み、そして飽くなき科学への探求心が産み出した人類史に感謝したくなる。
一方で、イデオロギー対立、経済格差、民族紛争、核やエネルギー等の社会問題も山積しているのも確か。それら諸問題を克服する為の勇気やエネルギーは「家族と友人に感謝し、未来を信じる心にこそ宿る」と言うのが、カールセーガンが遺したメッセージだろう。
その一番大事な台詞は、主人公が搭乗者選考会での質疑応答で「高度な科学文明の異星人に一つだけ尋ねたい質問は?」への回答にある。
なかなか他にない、明日への確かな力を分けて貰える傑作です。

カスタマーレビュー

ブルース・ブラザース

それから、あの『ブルース・ブラザース』だ。久しぶりに観たこの映画を俺は単なるコメディ映画と記憶していたのだった。それも、B級映画がタマタマヒットしたものと位しか認識がなかったのである。ところが、これは、ある意味とても凄いブルースのミュージカル映画だったのだ。

なんてたって、ジェームス・ブラウン、キャブ・キャロウェイ、レイ・チャールズ、アレサ・フランクリンと、この凄いミュージシャンの数々。そして、カーアクションもあるわのパトカーを何台潰してんだよのコメディ映画なのだ。当時にしたら、物凄いレベルのエンターテインメントだったのだ。実に。

出てくるミュージシャンに比したら、全くの無名に近いジョン・ベル―シとダン・エクロイドの演技も踊りも結構良いのであった。黒ずくめのハードボイルドさでのクールに徹するコメディは最高なセンスだし、ジョン・ベル―シの愛くるしい眼が何とも言えないし、当時ジョン・ベルーシに比べたら大した面白さがないなと感じていた俺は、再度の観賞でこの男、踊りは上手いしお笑いのセンスも高かったのねと認識するくらいなのであるからして、俺の若い頃は、実は、全く自分の勝手な自分なりの想い込みで映画を観ていたのではないかと思い至った次第なのでありますね。

そうか、そういうことなのか?若いってことはこういうことがあるんだなと気づいた次第なのであります。これは発見だな。年齢を重ね人生経験を増やしていくと、主観的な鑑賞スタイルから客観的な鑑賞スタイルに変わっていくってことなんだなと分かった次第なのであります。

ウーム、これは大きな発見だな。

スーツ、帽子、ネクタイ、サングラスと、全身ビシッと黒ずくめでキメた二人は、ジェイク・ブルース(ジョン・ベルーシ)&エルウッド・ブルース(ダン・エイクロイド)。
義兄弟のちぎりを交わすこの二人が出会ったのは、幼少時代の孤児院でのこと。久々に孤児院を訪れた二人は相変わらずのいい加減ぶりをシスターにとがめられるが、そこで孤児院が資金難で存亡の危機に立たされたことを知る。孤児院を救うため、かつての仲間とブルース・ブラザーズ・バンドを再結成し、コンサートで稼いだお金を孤児院に寄付しようと考える二人だが、それはハチャメチャ珍道中の幕開けだった!

熱狂的ファンの多い、ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドの『ブルース・ブラザース』。脚本はダン・エイクロイドと監督のジョン・ランディスで、彼らのクールなギャグセンスいっぱいの娯楽大作である。ブルース・ブラザースが、生まれ育った孤児院の窮地を助けるために、かつて活動していたバンドを再結成することに決定。昔のバンド仲間を訪ね歩くハプニングだらけの道のりと、ハチャメチャなステージ活動が最高におかしい。

   ブルース・ブラザースの歌と踊りもクールだが、ジェームス・ブラウン、キャブ・キャロウェイ、レイ・チャールズ、アレサ・フランクリンなど、豪華ゲスト陣のパフォーマンスもたっぷりと堪能できて、贅沢この上なし。アクション映画並みの、迫力のカーチェイスもふんだんに盛り込まれている。

内容紹介

これが良いカスタマーレビューだな。

学生時代(かれこれ20年以上前)、映画好きの姉に勧められて観て以来、ずっと大好きな作品です。

小学生以下の我が子たちが好んで見る某TV番組で、アレサの“あの歌”がかかるのを聴いて『ブルースブラザーズ』を懐かしく思い出し、去年久しぶりにAmazon primeで観たのがきっかけで、ついにDVDを買ってしまいました!一緒に観た我が子たちもドハマりして、観る度に大笑い!!贅沢過ぎる出演アーティストの歌を口ずさむほどです笑

本当に出会えて良かった作品ですし、子供たちにも引き継げて良かったです。子供たちが大きくなってからも、その子供たちに受け継いでほしいと思っています。20世紀の、名作中の名作だと思います!!

カスタマーレビュー

こういうことを発見した俺は、これから昔若い時に観た俺の大好きであった映画を時折にして再度観ることで、再発見をしていこうと考えているのであった。


お楽しみはこれからだ part 3―映画の名セリフ

これって、意外と、面白くて、大事なことかもしれないな。そして、昔の和田誠の映画エッセイのイラストみたいなのを描いていくこともしたいね。

あれは、映画の名セリフ集のエッセイであったけど、ナカナカのイラストとコメントだったなぁ。

漫画的な映画のイラストとその映画を通じて学んだことや気づいたことのエッセイってのはやっぱりきっと良いよな。そう思う次第の俺であったのであった。

昔の映画を再度観ることで、そんな想いに至ったのでありますね。

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