新・信長公記(第3巻)、来たぁぁ。

漫画
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新・信長公記(第3巻)、来たぁぁ。

覇権をめぐる「旗印戦」ではケンカ最弱と目された羽柴秀吉がダークホースとして躍り出る! そしてマイペースの織田信長の前についに現れた徳川家康は、最強・最悪のモンスターだった……!

今までの新・信長公記の話だよ

新・信長公記(第2巻)、来たぁぁ。

1巻の復習

甲斐谷忍先生の「新・信長公記~ノブナガくんと私~第2巻」が出たねェ。来ましたよ、着ました。最高っす、マジに。こう来ましたかぁ、甲斐谷先生。参りました。第2巻から、もう、戦国状態の争いですか。それも、名立たる武将の闘いをコメディ満載で歴史的に語るとは。

とりあえず、今までの「あらまし」だね。1巻では、未来の2100年代設定の銀杏高校特進クラス1クラスに戦国オタクの科学者が有名戦国武将達のクローン高校生を一斉に集めたところから始まる。サブキャラ女子高生の日下部みやびが入学したそのクラスには、不良世界の 「てっぺん」を獲ることを目指す武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、羽柴秀吉、井伊直弼、加藤清正、等々総勢30名以上の戦国武将クローン高校生が集合していた。そんな中、ひとり織田信長だけはマイペース。半ズボンの奇妙な出で立ちで、異彩を放っていた。高校の2年生・3年生の不良猛者共がこのクラスの1年生にちょっかいを出してくるというのが、第1巻の流れかな。

2巻の流れ:上杉謙信

そして、2巻になったのだ。待ちに待ってました。まさか、こう展開するとは思いもしませんでした。2年の番長・コマと上杉謙信のケンカから持ってくるんだもんね。コマは、何と、平安時代の武将・木曽義仲のクローン。義の武将・上杉謙信と木曽義仲のケンカが始まる!このケンカ、クールに、渋いよ。結構、漢気があって。ここの一番のセリフは次の言葉だよね。最高ですぜ。木曽義仲の部下を思いやる気持ちと上杉謙信の義。だから、笑わせてもくれるよね。不良界の引き分け王、上杉謙信。そう来るか。そう、歴史を読むか。

おまえの目に仁の心を見た。

そんなおまえをうちのめす義などあろうものか。

武田信玄

そして、この2巻で次のケンカにアウフヘーベンしていくのだ。次は武田信玄の登場だ。2巻でのこの早い展開。ケンカ上等状態。面白さMAX地獄。そう、総長命令で全校生徒が体育館に集められ、旗印戦の提案が出る。ルールは「我こそは次期総長」と思う者が、旗に「自分はこんなすごい事が出来る」というアピールを書いて出すというものだった。そこで血気盛んなこの学校の生徒は武田信玄を締めることを旗印として、提案する。ところが、武田信玄もまた強かった。

そうなのだ。周りが織田信長を締めようとしても、武田信玄は、織田を締めずに

動かざること、山の如し

井伊直弼を倒すにあたっては、

侵略すること、火のごとし

なのだ。面白いよね、この言葉の使い方。コメディ系歴史もの系タイムパラドックス漫画なのに、なんか、うんうん、この武将はきっと、現代や未来に生まれたら、こうなんだろうなと思ってしまう。こんちくしょうな位、楽しめる。ここに、織田信長が飄々と動き、豊臣秀吉の調子良さが加わる。どうなんのよ、これから。とても、次の展開が気になる、気になる。ちなみに、この漫画の原点は、多分、これでしょう。

新しいタイムパラドックス系漫画の存在

タイムパラドックス系の映画・小説・漫画に結構注目してきたけど、前回書いた「信長のシェフ」やこの「新・信長公記~ノブナガくんと私」などのこれら新しいジャンルの歴史系タイムワープ的漫画は意外と自分の為になってしまう感じがする。なんか、歴史の人物が身近に親近感を持って、感じることが出来る。そして、何故か、気持ちが良い。この作家の皆さんに、更なる高みに我々を持って行ってほしいと切に思います。楽しか、です。

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