小玉ユキの漫画の奥深さと映画

小玉ユキ

小玉ユキの漫画は、どう考えても、今ある女子コミックの中で、かなりの高いレベルにあることは間違いない。

その背景には、女性主人公の人への想いと現実に根差した職業や地域へのフォーカスがそこにあるからに違いない。

そして、映画化されているものもある。しかし、圧倒的に映画化・ドラマ化が少ない。何故だと私は叫んでしまう。不思議だ。

疲れた時や癒されたい時に、小玉ユキの世界に私は入る。それは、コメディであるが温かい癒され漫画の王道「めぞん一刻」の真面目版でも、あるのだ。

坂道のアポロン

孤独な心を癒していく友達達とジャズ音楽と青春とその向こうにある海辺の街。漫画も映画も、良く出来ている。知念侑李も中川大志も小松菜奈も漫画のキャラを完コピとも言える配役でもあった。お薦め。

【ストーリー】1966年初夏。高校一年生の西見薫は、父親の仕事の都合で横須賀からひとり、親戚のいる九州へ引っ越してきた。それまで優等生で周囲に心を閉ざしがちな薫だったが、“札付きのワル”と恐れられる破天荒なクラスメイト・川渕千太郎との出会いが彼を変えていく。千太郎を通じて知ったジャズの魅力、そして初めての「友達」と呼べる存在。仲間と奏でる音楽がこんなにも楽しいなんて! 千太郎の幼なじみで心優しいレコード屋の娘・律子、ミステリアスな上級生・百合香、憧れの兄貴分、淳兄…。アメリカの文化漂う海辺の街を舞台に、友情・恋心・音楽がまぶしく交錯する青春群像劇!

この音楽が、僕らを結びつけた。
小玉ユキによる伝説的コミック映画「坂道のアポロン」のDVDが遂に発売! !
★この友情に、恋に、音楽に、運命を変える出会いを描く必泣の感動作! !
★知念侑李×中川大志×小松菜奈 人気・実力を兼ね備えたフレッシュなメインキャスト!
★ディーン・フジオカら豪華キャストが脇を固める
★手元吹き替えなし! ジャズを奏でる圧巻の楽器演奏シーン!
★青春映画の名手・三木孝浩監督が描く必泣の感動作!
★原作は、小学館漫画賞一般向け部門受賞、「このマンガがすごい! オンナ編」第1位の名作漫画!
★主題歌「坂道を上って」は小田和正による描き下ろし曲!

月影ベイベ

おわら風の盆。古い町に永く続く伝統芸能とも言える哀愁漂う幻想的な踊りの世界。そこに静かに流れるのは、古式ゆかしき情緒と人間の想いとこういうカタチでの青春。

小玉ユキのストーリーテラーとしての才能に完敗。そして、絵は美し過ぎる。特に、踊りの世界のシーンが。

何故に、これほどのストーリーが映画化やドラマ化されない。惜しい。惜し過ぎる。少なくとも、富山県では、テレビ化すべきであろうに。

第1巻の内容紹介: 東京から転入してきた蛍子(ほたるこ)は、町の伝統「おわら」を踊れるが人前では緊張して踊れなくなってしまう。そんな蛍子にひかれる地元の高校生、光(ひかる)。どうやら、光の叔父と蛍子は昔からの知り合いらしいが、2人は何も語らない。
小さな町に吹き込む、謎と秘密の風。
情緒と青春を瑞々しく描く、新しい小玉ワールドを堪能ください!

青の花 器の森

陶磁器の世界。そして、地域への愛着。愛のあり方。創作していく人の心。アポロンでもそうだが、小玉ユキの出身である長崎の町が舞台だ。

これも、名作になっていくであろう漫画だ。何故に、映像化されぬのだ。コロナとはいえ、彼女の漫画にアクセスしていこうとするエンタメ家はいないのか?

青子は長崎・波佐見の窯で働く絵付師。後輩として同じ窯で働き始めた龍生と、器の共作を通じて、心の距離を近づける。けれど青子は、元彼・熊平との恋に傷ついて以来3年間、恋愛することを遠ざけてきた。龍生に、陶磁器の美術館に誘われ、喜んで出かけるが、デートのような距離感に戸惑いが隠せず…!?恋が動き出す、第5巻。

カスタマーレビューでは、こうなるわな。普通。

今回もまた、じわじわと接近するところがたまらんです。小玉ユキは恋に落ちていくプロセスを描く達人ですね。

あっという間に一読しました。
もうすぐにもう一度読まなくちゃ。
2人の心の距離がだんだん近づいていく様子にドキドキします。お互いの気持ちを確かめ合ったときの表情が待ち遠しい!本当に素敵な絵柄で大好きです。

久しぶりに「買おう!」と思える漫画でした。
自分の知らない職業の人の日常を知れるのが楽しくて面白いです。
作中の入れ子の器が欲しくなりました。

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