ダニー・ザ・ドッグージェット・リー

レオンのネクスト

久しぶりに、古い映画を再度観ることにした。脚本・製作のリュック・ベッソンの「ダニー・ザ・ドッグ」だ。

この映画の構図は、基本的には、リュック・ベッソン監督作品であるだけに、「レオン」と同じである。それだけに、アクション映画のくせして、ヒューマンタッチの部分が多く、結構、泣かせるというか、感動させてくれるのである。

かなりの年数が経過してからの再見であったが、何故か、感動している自分がいた。これから自宅待機的な時間が増えていく不安の中で、自分の昔見た映画で感動したものを再度観てみたら、どうであろうか？何か、その時の自分や自分の周りの人や風景を何故か想い出せるかもしれないし、新しい人生における教訓を発見できるかもしれない。

レオンのジャン・レノがジェット・リー。暗殺者レオンが愛したものが観葉植物。ダニーのジェット・リーが愛したものがピアノ。共に孤独の存在だ。

レオンのマチルダであるナタリー・ポートマン役を、ダニーでは、モーガン・フリーマンの養女で音楽家であるビクトリアになる。この二人の女性は、それぞれの映画で、二人の主人公を精神的に助ける存在として描かれるのだ。

そして、悪役。レオンでは、悪徳刑事であるゲイリー・オールドマン。ダニーでは、悪徳金融業者であるバートになる。

モーガン・フリーマン

目の見えないピアノの調律師であるモーガン・フリーマン。2005年のこの映画でも、ヒューマンドラマに必要な重要な脇役を演じている。目が見えないからこそ分かる彼の言葉が、人生哲学を感じさせる。人生や家族の持つ意味を淡々と教えてくれる。やはり、彼は超一流の名わき役であったのだ。昔から。

ジェット・リー

ダニー・ザ・ドッグ

言わずと知れた、空手の達人。少林寺から始まるジェット・リーの武術家映画人生。しかし、現在は、甲状腺機能亢進症と脊椎損傷で激しいアクションが出来ない状況にあり、エクスペンダブルズ以降の映画出演をしていない状況にあるようだ。その位、彼のアクションシーンは凄かったのだ。彼の空手のキレの良さは今も他の俳優には無理ではないだろうか？だから、今の彼の体の状態は大変に惜しいのである。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明

清朝末期に活躍した実在の武術家である黄飛鴻（ウォン・フェイホン）を主人公にしたアクション映画シリーズ。最高だったね、ジェット・リーの武術。

少林寺

中国武術の粋を集めた「少林寺」。彼の武術と体の鍛え方に魅了されました。

リーサルウェポン４

あのリーサルウェポン４でメルギブソンと共演。悪役で一世を風靡した。

エクスペンダブルズ

これがハリウッド映画の最後か。この時は既に体を相当痛めていたか？