サークル いいね!のために生きている??

俳優

またまた観忘れた映画を今頃ビデオで見るという快挙をしてしまった俺です。こんな大事な映画を観忘れるとは大分焼きが回ってきました。反省大。何故、観なかったというと、あの頃、自分はSNS世界と無縁の生活を送っていたような感じだったからが一番大きいかもしれない。今、こんな感じで、ブログやTwitterなどをし始めて、この世界の隅っこに関わり始めると、気になる映画であることに気づき、今回映画を観たわけなのであります。考えさせれれるところ、多しでした。正直な感想として。

映画『ザ・サークル』公式サイト
エマ・ワトソン×トム・ハンクス豪華競演で贈る、SNSサスペンス・エンタテイメント!

ベストセラー小説「ザ・サークル」

この映画、アメリカのベストセラーの映画化されたものだ。今回の映画の脚本家にもなった デイブ・エガーズの同名小説「ザ・サークル」をベースに映画化された作品なのであったのだ。この小説売れに売れたのである。近未来に起こり得るインターネット社会のテクノロジー優先の世界の行き着く先を予見して描かれていて、結構スリリングな大作なのだ。

なので、映画化されたものは、結構サスペンス部分もあって、面白いし、考えさせられるものだった。早く観るべきであったが最初の感想。何故、こんな感想を感じたかと言えば、次の言葉が身に染みたからだ。それは、映画の公式サイトにある宣伝の次の言葉群だ。キイワードだ。

1.「いいね!」のために生きている。

2.自らの24時間をSNSに公開する。

3.嘘も隠し事もない世界は理想郷か?

「いいね!」のために生きている

この映画の前半部分である。主演のエマ・ワトソンはSNSの超巨大企業で人気の「サークル社」に途中入社できて、最初に配属された顧客対応満足部門であった。そこで、今のSNS世界と同じく、ユーザーに「いいね!」を評価すると同時に会社も「いいね!」を得るべく努力する仕事をするのだ。

「評価経済社会」というキーワードが登場してから久しいですが、映画中でのサークル社の社内はまさにSNS上での評価がすべてという極端な設定のユニーク社風にしてあります。同社のSNS「トゥルーユー」のオンライン上では、常時誰かから見られていて、同僚からの「いいね!」獲得が業績・評価と完全に連動する仕組みにしています。これって、この段階でも、大変なことですよね。つまり、周りから監視されていて、自分も周りを監視するという世界ですね。スゴ!!そして、怖い。

自らの24時間をSNSに公開する?

この相互監視は、このサークル社が開発した新製品 小型高性能カメラである24時間シー・チェンジ・カメラによって、更に加速していくことになる。エマ・ワトソンは、趣味のカヤックの転覆事故でこのカメラによって命が助かる。

彼女はこの事故をキッカケに、24時間シー・チェンジ・カメラを装着し、同社のSNSを通じて自分自身を24時間公開する初めての社員として行動することになる。自分を「透明化」させるのだ。

今のネットアイドルやYoutuberと同じように、彼女はネットアイドルになっていく。多くのフォロワーを得るのだ。しかし、その反面、オフラインであった友人や両親との関係が壊れていき、自分自身も精神的にギクシャクしてくる。

自分を見てほしいという承認欲求と簡単に世界と繋がれるIT世界を通じて何かをしたいという欲望と静かに一人で誰にも見られずに考えたい思いと。様々に揺れ動く次元が私達の前にある。それでも、果たして、貴方はこんな風に24時間自分を曝け出すことが出来ますか?私は正直言って、嫌です。無理です。

嘘も隠し事のない世界は理想郷か?

そして、サークル社は、更に小型高性能カメラシー・チェンジとSNSネットワークを組み合わせた人を探索する「ソウルサーチ」を開発する。まさに、CIA状態です。それを実行することで、エマ・ワトソンの友人が死ぬ。

ここに至って、嘘も隠し事もない世界がユートピアではないことの提言が出てくる感じだ。権力を持つ者がこのような情報を更に持てば、悪用することは簡単だ。個人の情報の総ての公開(透明化)によるオープンな社会は良いことも多いが、決してその個人の幸せなことに全て繋がらないという結論になっている。

思うこと

何故か、この映画はヒットしなかった。トム・ハンクスが出ていてもだ。どういうことだ?SNS世界の将来を描いた風刺の効いた面白い作品なのに。もしかして、人は自分を見てほしいという欲望を望み、イイね!で評価される評価社会を希求し、監視社会によって悪を牛耳れると考えているのだろうか?

まさかね?と思いつつも、今の監視社会への傾倒化やSNS技術の大きな発展をみると、実は個人が尊重されているようで逆の全体主義的な悪の流れが起きる可能性もあることを常に意識していたい感じがする。それは、いいね!・・・??

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