当ブログイチオシ女優である小松菜奈の最新作映画『さくら』が公開された。
その映画は、「北村匠海、小松菜奈、吉沢亮演じる美貌の三兄妹が抱える、恐ろしくも切ない秘密(シネマトゥデイ)」というのだから、それだけで観るしかないだろう。マジに、ここまで美しい三兄弟はいないだろうから、この3人を有難く観れるだけでも、至高ものなのである。実は。それだけでも、お金を払う価値ありだ。
それはさておき、純粋な愛は、時に人を破滅させるほどの力を持つ。家族のファミリーの話なのに、大変に衝撃のある作品。愛犬のさくらだけが、癒しを与えてくれる。そうなのだ。この犬の純真無垢さこそが生きる力を教えてくれるのだ。
西加奈子『さくら』原作
女性ファンが多い西加奈子の小説『さくら』の映画化である。それだけでも凄いインパクトがあるのに、さっき言ったように、三兄弟に、この三人の俳優の配置である。これって、ほとんど、鉄板でしょう。
そして、ストーリーは家族って何のかがテーマであるのだが、喪失と再生と犬という自分に突き刺さってくる物語で考えさせられるところが多い。西加奈子。畏るべし。
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ヒーローだった兄ちゃんは、二十歳四か月で死んだ。超美形の妹・美貴は、内に篭もった。母は肥満化し、酒に溺れた。僕も実家を離れ、東京の大学に入った。あとは、見つけてきたときに尻尾にピンク色の花びらをつけていたことから「サクラ」と名付けられた十二歳の老犬が一匹だけ。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。僕の手には、スーパーのチラシの裏に薄い鉛筆文字で書かれた家出した父からの手紙が握られていた―。二十六万部突破のロングセラー、待望の文庫化。
内容説明
映画公式オフィシャルサイト
小松菜奈の美
![画像5](https://eiga.k-img.com/images/movie/91053/photo/427963a4cb31abc9/640.jpg?1599210287)
演技も上手いのだが、いくつになっても、セーラー服を着れる凄さを見ました。
![画像22](https://eiga.k-img.com/images/movie/91053/photo/9e16604cca2d8826/640.jpg?1602748736)
ファミリーストーリーだけれど、普通なように見えて普通ではない家族の重要な人物の一人を演じた小松菜奈。そのミステリアスな容姿を超え、インパクトは強い。
吉沢亮の美と喪失
美形な兄。吉沢亮。若いときに人の欲しがる全てのものを所有している。妹の小松菜奈が愛する兄。その彼が喪われる。
![画像19](https://eiga.k-img.com/images/movie/91053/photo/e8e6795c9b4b8c86/640.jpg?1602422669)
家族が壊れていく全ての原点にあった長男。吉沢亮の美と喪失。
![画像23](https://eiga.k-img.com/images/movie/91053/photo/ee9c926da48d9042/640.jpg?1602748737)
北村拓海の僕
DJアゲ太郎で、コミカル部分を出して大成功であったけど、北村拓海には、はやり、どこか陰のある僕的主人公の役が似合っている。今回も、映画の展開のための狂言回し的役割を十分に果たしていた。
![画像21](https://eiga.k-img.com/images/movie/91053/photo/fb7d4f7ea119d9cd/640.jpg?1602748736)
さくら
そして、家族の中心にいつもいて、この家族を陰で心の奥でいつも支えてきた中心人物であった、さくら。
![画像24](https://eiga.k-img.com/images/movie/91053/photo/a25f0c13c9e01aa2/640.jpg?1602748737)
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