新宿のバー
久しぶりに、心のある友と新宿で飲む。雨の金曜日。
沢崎や「友よ静かに瞑れ」とかの、たわいもない話をサントリーバーでする。
アイリッシュウイスキー(リンク:当サイト「酒とハードボイルド」)のタラモアデュー(tullamoredew)のロックが、やけに美味しい。
グラスの中の氷が溶ける音が静かなバーにこだまする。
時間が昭和にスリップしたようだ。
村上春樹のエッセイ「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」を思い出す。更に、昭和のフォーク・ニューミュージックや松田優作『リンク:当サイト(松田優作)』に至るな。どうしても。
そうだ。松田優作も歌っている。
松田優作よ、永遠なれ!
松田優作の低くて、くぐもった声が聞こえるな。
俺を真直ぐに見据えて、微動だにもせずに、笑いもせずに。
俺の不十分な生き方を怒っているようだ。
だから、松田優作、なのだ。
この寒い雨の夜に、俺を勇気づけてくれるのは。
有難いぜ、優作。
松田優作生誕60年、没後20年!
メモリアルイヤーに、決定版【優作本】が誕生します。
貴重な未公開インタビュー音声をCD化。72分の“生声”が綴じ込み付録で付きます。
09年11月6日。20回目の命日に合わせて、松田優作のドキュメンタリー映画『SOUL RED(ソウル・レッド)』が公開されます。
また優作関連のブルーレイやDVDが記念発売されるほか、映画作品の特集上映も予定されるなど、
年末に向かって、松田優作が再びムーブメントを巻き起こします。
本書は“俳優・松田優作”にフォーカスを合わせ、かつて『キネマ旬報』に登場した全記事を収録。
当時のインタビューや評論、座談会や対談が、その頃の空気と優作への思いをよみがえらせます。
そして特別付録のCDには、貴重なインタビュー音声が72分も収録されています。
優作世代には懐かしさとともに、優作を知らない世代には新たな出会いをもって、優作の魅力に浸れる
決定版【優作本】になります。
主な収録作品と内容を抜粋すると――
『あばよダチ公』(74) 脚本家エッセイ&監督ドキュメント
『人間の証明』(77) 座談会(佐藤純弥、角川春樹、姫田真左久)
『陽炎座』(81) 座談会(鈴木清順、永塚一栄、大楠道代、荒戸源次郎)
ベストテン主演男優賞・松田優作受賞コメント
『家族ゲーム』 inニューヨーク対談(森田芳光、松田優作)
『それから』(85)脚本家の言葉(筒井ともみ)
『ア・ホーマンス』(86) 松田優作ロングインタビュー
『嵐が丘』(88) 松田優作インタビュー
『華の乱』(88) 松田優作、深作欣二監督インタビュー
『ブラックレイン』(89) ニューヨークロケレポート
追悼・松田優作
松田優作が残したもの(『ブラック・レイン』一年半の記録)、私たちの優作体験(読者の追悼原稿特集)、座談会(崔洋一、丸山昇一、梅林茂、石橋凌)
松田優作7回忌
私たちにとっての優作(山口猛)、石橋凌インタビュー、黒澤満インタビュー、丸山昇一インタビュー
フィルモグラフィー
ブルーレイ、DVD情報
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