実は、俺、自分のブログで、こんなことを書いていたんだね。それも、2020年の4月で今から3年も前のことだったんだ。
あれから、3年経って、ガッキーが少女小説家の高代槙生になって、違国日記が実写化されてしまうわけなんだな。
俺自身は、密かにその頃、この漫画『違国日記』が映画化されることを望んでいたんだね。マンガ大賞の賞の順位としては低いけれど、面白いマンガだから。
俺の予想は当たった。やはり、映画化されるのであったな。嬉しい限り。
久しぶりのガッキーの演技がどうなってくるのか。興味津々であります。
2020年マンガ大賞10位
極めて、面白い漫画に出会った。レンタルショップのゲオで端に追いやられたところに鎮座していたのが、このヤマシタトモコの「違国日記」であった。全部で5巻。その横に、2020年マンガ大賞受賞と書かれていた。凄いじゃんか?どうしてなのじゃ?こんなところに置かれちゃって??面白くないのかい。君の漫画は??そんでもって、とりあえず借りて、家に戻り、ネットでマンガ大賞のところを調べたら、マンガ大賞10位に入賞していたのでありました。10位でも凄いよね。(ちなみに、2019年のマンガ大賞では4位であります)。そもそも、数ある漫画の中で、マンガ大賞にエントリーされること自体が大変なことなんだから。そして、マンガ大賞に入賞するだけで、テレビドラマ化や映画化されることも結構あるのだから。
あらすじ
少女小説家の高代槙生は仕事に入り込んでいる時には、完全に違う国にいるようだ。同居している朝は、彼女を違う国の女王と心の中で呼ぶ。
【電子限定!雑誌掲載時のカラー原画を特別収録!】
35歳、少女小説家。(亡き母の妹) 15歳、女子中学生。(姉の遺児) 女王と子犬は2人暮らし。
少女小説家の高代槙生(こうだいまきお)(35)は姉夫婦の葬式で遺児の・朝(あさ)(15)が親戚間をたらい回しにされているのを見過ごせず、勢いで引き取ることにした。しかし姪を連れ帰ったものの、翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。槙生は、誰かと暮らすのには不向きな自分の性格を忘れていた……。対する朝は、人見知りもなく、“大人らしくない大人”・槙生との暮らしをもの珍しくも素直に受け止めていく。不器用人間と子犬のような姪がおくる年の差同居譚、手さぐり暮らしの第1巻!Amazon Kindle 内容紹介
セリフ
結構、良いセリフが多い。少女小説家の高代槙生を中心に、登場人物達のセリフは、人生の教訓となるようなものが多いのだ。
日記編
日記を・・・つけはじめるといいかも知れない。この先、誰があなたに何を言って、・・・誰が何を言わなかったか。あなたが今何を感じて何を感じないのか。
たとえ二度と開かなくても いつか悲しくなったとき それがあなたの灯台になる。
日記は今 書きたいことを書けばいい 書きたくないことは書かなくていい 本当のことを書く必要もない 書いていて苦しいことをわざわざ書くことはない。
馬鹿なオトナは相手にするな編
あなたの感じ方はあなただけのもので誰にも責める権利はない。
あなたは 15歳の子供は こんな醜悪な場にふさわしくない 少なくともわたしはそれを知っている もっと美しいものを受けるに値する。
槙生のセリフ
「ぽつーん」は、きっと「孤独」だね。
醍醐奈々のセリフ
友人の醍醐奈々が朝を面倒見る人見知りの激しい槙生に言ったセリフ。
・・・きみさ 人生 かわるね エポックだ 尊敬するよ。
突き刺さること
この漫画の良さは多くあるけど。次の点が自分にとっては勉強になったな。今も続いているマンガだけれど。
悲しみにある人に対しての対処スタンスは、結果として、槙生のようなサバサバとしたクールな態度と心持ちが良いかもしれない。所詮、彼女が言うように、人は違うのだから。その感情の違いまでに心を入れていくことには限界がある。だから、朝に対して生活の面で君を守るが、心は持って行かないとすることは意外と大事なのかもしれない。結果、そのほうが、朝を思っていることになるのかもしれない。可哀想ねと抱きしめることは簡単だが、そこをあえてしない。彼女の場合は性格的にそれが出来ないのだが。なんとなく、そこがこの漫画を読んで、結構、目から鱗的に感じたところだね。
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