メランコリック:B級映画にイイね!

B級映画

何の気になしに、観ることになってこの映画が意外と良かったので、チョクチョク色々なものを幅広くウォッチしないといけないなと感じた次第。B級映画、最高。

新人監督・田中征爾の長編デビュー作で、第31回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門で監督賞を受賞した作品。❝メランコリック❞だ。

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WOWOW note

この映画、予算300万円・製作日数10日で完成したインディペンデント映画らしいのだが、それにしては大変良く出来ている作品で、とても面白い映画なのである。分野としては、サスペンスコメディ系のようであるが、脚本も良く出来ている。この映画内容に関しては、次のnoteの説明が優秀。スピードワゴンの小沢さんも絶賛ですね。

スピードワゴン・小沢さんが絶賛する製作費300万円の低予算映画。心を撃ち抜かれたセリフとは?|WOWOW
映画を愛するスピードワゴンの小沢一敬さんが、映画の名セリフを語る連載「このセリフに心撃ち抜かれちゃいました」 毎回、“オザワ・ワールド”全開で語ってくれるこの連載。映画のトークでありながら、ときには音楽談義、ときにはプライベートのエピソード...

メランコリック

そうか。銭湯も、こういう使い方があるということを知ったね。東大出のアルバイトである主人公の設定も面白い。

名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた主人公・和彦。ある夜たまたま訪れた銭湯で高校の同級生・百合と出会ったのをきっかけに、その銭湯で働くこととなる。そして和彦は、その銭湯が閉店後の深夜、風呂場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る。そして同僚の松本は殺し屋であることが明らかになり…。

内容紹介

Amazonのトップレビューでは、次のようなコメントがある。このレビューには普通シンドイコメントが多くあるのだが、この映画に関しては、評判が良かったのである。『カメラを止めるな!』のインディーズ系映画の二匹目のドジョウを狙った作品とも揶揄している人も、エンタメ作品としては十分に成立していると評価しているし。

予告編

『メランコリック』予告編| Melancholic - Trailer HD
第31回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ 上映作品『メランコリック』監督:田中征爾出演:皆川暢二、磯崎義知、吉田芽吹名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた和彦は、とある銭湯でアルバイトを始める。ある日和彦は、その銭湯の風呂場...

人生には何度か、一生これが続けばいいのにって思う瞬間が訪れる。その何度かの為だけに。それで充分。

「人生には何度か、一生これが続けばいいのにって思う瞬間が訪れる。その何度かの為だけに。それで充分。」
エンディングのモノローグは座右の銘に値する。星の数ほど映画を見てきた中でもとりわけ分類不能な作品だけど、間違いなくフェイバリットのひとつになった。とりあえず観てみなよ。54人のお客様がこれが役に立ったと考えています。

皆川暢二

主演の役者❝皆川暢二❞に、これから注目をしておきたいところ。彼の生き方も面白い。Wikipediaによれば、こんな感じです。

高校卒業後、体育教師を目指し大学、俳優の道を志す。小劇場を中心に活動していたが日本に居辛さを感じ、ワーキングホリデーを活用しカナダに一年滞在。滞在期限残り3ヶ月を切り、思いつきでカナダからアメリカ国内の自転車縦断挑戦。約7,000kmを経てゴールであるニューヨークに到着。帰国後、自身で映画制作をしたいという思いが強くなりOneGooseを発起。2018年映画『メランコリック』を主演兼プロデューサーという形で制作。『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督の新作映画『ポプラン』で主演を務める。

Wikipedia

今に、ブレークするのではと思っています。今からでも遅くない。これからの注目俳優でしょうか。

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出典:(C)One Goose

共演者

彼だけでなく、他の共演者も味があったね。

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出典:(C)One Goose

ヤクザと銭湯の経営者のオジサン俳優二人もそれなりに迫力あったし、この話のベースの悪のシーンの怖さを感じさせてくれた。ハリウッド映画にあるワルのフンイキを彷彿させてくれていた。ここも、良かった。

出典:(C)One Goose

銭湯の同僚松本(磯崎義知)とヒロイン百合の自然体的演技も良かったな。映画って、有名俳優が演じなくても、十分に凄い作品が出来ることを証明してくれた感じがする。この共演者たちは全て、このストーリーにマッチしていた。

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出典:(C)One Goose

そうそう。特にインパクトあり過ぎたのは、とても日本人に思えない風体の先輩の小寺(浜谷康幸)。ウーム、最高。こういう人がいないと殺人サスペンスは締まらない。

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出典:(C)One Goose

兎にも角にも、嘘だと思って、この映画を観てみると良いですよ。邦画の世界でも、才能のある人達がいますよ。見えないところに沢山。本当に、拾い物です。

コメント

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