髭ありスキンヘッド系俳優
前回の「ハゲ的俳優の傾向と分類②」で完全ハゲ第1分類としての「スキンヘッドハゲ系」を論じた。そして、それは、ブルース・ウィルスやヴィン・ディーゼルといった「髭なしスキンヘッドハゲ系」について、検証した。この二人とも、意外と笑顔が可愛かったな。最近では、J・K・シモンズがこの髭なしスキンヘッド系俳優を継承している。
そこで、今回は、ハゲ系俳優の傾向と分類③として、とりあえず、上記分類の継続として、「髭ありスキンヘッド系」の雄を考えてみよう。
ショーン・コネリー
まず、外国の映画俳優で、誰が思い浮かぶだろうか?それは、何と言っても、ショーン・コネリーではないか?彼をおいて、トップはいないだろう。その007でのジェームズ・ボンド時代から今に至るまでの華々しい活躍は凄い。
それでも、少し、髪があるんだよな。横に。これって、スキンヘッドって言えるの??まあ、いいか、ここに区分けしておこう。(昔ながらのハゲ??)
特に、007から降りた後に、ハゲをカミングアウトしてからの躍進は凄い。主役もそうだが、バイプレーヤーとしてのショーン・コネリーの演技には人生の深みを感じさせる。渋すぎるぜ。
カミングアウトは、多分、『未来惑星ザルドス』か?それから『薔薇の名前』のあたりにかけて、多く映画に出演。どれもショーン・コネリーはジェームズ・ボンドを封印した。そして、『アンタッチャブル 』 での刑事役で脇役としての確かな力量を見せつけた。
その後、そのバイプレーヤーとしての演技に拍車がかかっていく。『インディージョーンズ:最後の聖戦』でのハリソンフォードの父親役。
『レッドオクトーバーを追え』でのロシア原子力潜水艦の渋い艦長役。これは、決まっていた。これ以降、ショーン・コネリーは、カツラをして演技することも多くなる。だが、更に良さが出るのだ。
その極致は、『ザ・ロック』での元優秀な英国諜報部員で脱走の名手役を演じきったところだ。この映画、ショーン・コネリーがいなくては、話にならない、助演なのに、殆ど主役と言える。それに、この映画、ストーリーも面白いが、ハゲとしての名優3人が共演しているところが凄い。正当派ハゲのエド・ハリス。将軍としてのハゲさが良かった。主演のニコラス・ケイジ。頭頂部系の薄毛ハゲの猛者として、弱そうで強く、良かったぜ。信じられないハゲ共演だよね。そういう意味では、この映画は、間違いなくハゲのアカデミー賞もんですね。
その後、『小説家を見つけたら』(2000年)で出演した後は、映画に出ておらず、2006年に俳優引退をしている。惜しい。この映画でショーン・コネリーはサリンジャーを感じさせる隠遁した小説家を演じているが、最高に味のある演技をしている。必見だ。さすが。最後の主演だ。
サミュエル・L・ジャクソン
忘れてはいけない。ショーン・コネリー以上に、今や、脇役助演男優として欠かせない存在になった。サミュエル・L・ジャクソンだ。黒人の「髭ありスキンヘッド系ハゲ」の象徴だ。
サミュエル・L・ジャクソンは「パルプフィクション」あたりからブレークをし始めて、『ダイ・ハード3』で同じスキンヘッド俳優ブルース・ウィルスとタッグを組み、一躍ブレークだ。ハゲの共演は当たるな。確かに。そして、『交渉人』で、やはり、ハゲ系のケヴィン・スペーシーと共演し、やはり、ブレーク。ハゲ恐ろしや。『英雄の条件』や『シャフト』とか、ヒット作に立て続けに出演する。『アンブレイカブル』でも、また、ハゲ友、ブルース・ウィルスと共演して、大ヒットだ。ハゲ、コワいぜ。
以後、多くの特徴的な映画に出演している。黒人俳優としては、デンゼル・ワシントンと並ぶ多数作品出演者だ。
また、近時は、「アベンジャーズシリーズ」「アイアンマン」「キャプテンアメリカ」等のマーベラス作品にニック・フェリー役で、全て出ている。やるもんだ。
てなことで、髭ありスキンヘッド系俳優は、結局、2名しか、今回、紹介できませんでした。残念。しかし、この2名とも、何故か、ハゲ系俳優との共演でかなりのヒットを生んでいます。なんか、普通に髪があると、駄目なのでしょうか?不思議だ。まことに不思議だ。ハゲの俳優話は、これからも多分続くので、次回に期待しましょう。何を??
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