とても素敵なラブロマンス
石橋静香が出ているのと、中学生の時の役で清原果耶が出ているので、何気なくAmazonのPrimeVideoで観始めたのだが、意外や意外、面白かった。最後まで一気に観てしまったね。この映画は、お薦めだね。
何が良いかって、いうとだね。
まず、主人公のコウタの設定がかなり良いね。少し遅れている感じもあるような不器用だがとても純粋で優しい気持ちの持ち主である彼。その彼の気持ちが映画前編にわたって溢れていて大変に温かい気持ちになれる。演じている古舘佑太郎は、オヤジの古舘伊知郎の影響は少なくて、面白い役者と感じたな。
それから、チューボーの時と現在の時の2つの流れがあって、恋しい気持ちと青春の何とも言えないキラメキを上手に描かれているところ。
音楽や人の繋がりを通じて生きていくことへの意味を感じさせるところをさり気なく映像にしているあたりとか。
加えて、個人的には、中野富士見町も野方も俺のテリトリーであるところ。撮影場所は良く知っているところだし、現在もそこを通っている点。(ここは、どうでも良いか)
夜の野方本町通りじゃい。環七の直ぐ横じゃい。
大事なところは、清原果耶はやはり真っ当に綺麗である点。石破静河は相変わらずの存在感をみせてくれていた。
それと細かいところでは、七夕に毎回会うところのラーメン屋の主人が最高だったね。なんと、パンクバンド銀杏BOYZの峯田和伸。そして、この映画のベース小説の原作者だ。彼は、何も喋らないけれど、笑えた。こういう脇役が映える映画は良いね。それとコウタの隣部屋のパンク娘を演じた岸井ゆきのの演技も光ったね。
銀杏BOYZの映画曲『いちごの唄』
映画『いちごの唄』
親友といつでも一緒だった頃の無敵な気持ち、恋した時の喜びと切なさ。青春のすべてがここにある。数々の名作映画・ドラマを手掛けてきた脚本家・岡田惠和と、銀杏BOYZ・峯田和伸が紡いだ青春と恋の物語。主演は古舘佑太郎と石橋静河。共演は宮本信子、和久井映見、光石研と日本映画に欠かせない実力派俳優陣と、清原果耶、岸井ゆきの、蒔田彩珠、泉澤祐希、恒松祐里など大ブレイク中の人気若手俳優も集結。監督は、岡田惠和と共作したドラマ「泣くな、はらちゃん」「ど根性ガエル」などの菅原伸太郎。あなたもいつか経験した最高の友情と、切ない恋の想い出が、豪華なキャスト・スタッフによってキラキラと輝く青春映画になった。
イントロダクション
恋をした。七夕、親友の命日にだけ会える、僕たちの“女神”に。
コウタは不器用だけど優しい心を持つ青年。たったひとりの親友・伸二は、中学生の頃2人が“天の川の女神”と崇めていたクラスメイトの千日を交通事故から守り亡くなった。10年後の七夕、伸二の命日。コウタと千日は偶然高円寺で再会する。「また会えないかな」「そうしよう。今日会ったところで、来年の今日・・・また。」毎年ふたりは七夕に会い、環七通りを散歩する。しかしある年、千日は伸二との過去の秘密を語り「もう会うのは終わりにしよう」と告げ・・・。
内容紹介
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