両雄、龍になり、縦横無尽に天空を駆け巡る
伊藤健太郎の今までの舞台について記事を書いたのだから、今度は宮本武蔵である横浜流星の『巌流島』前の舞台について書く必要がある。何故なら、佐々木小次郎と宮本武蔵であり、永遠のライバルになり得る可能性のある今をトキメク大事な二人なのだ。
この二人については、片方を書いたら、同じ土俵で相方も記載するという相関関係にあるからである。今後の日本映画にとっても、俳優として、両方が伸びていくのが理想であるべき二人であるからである。と、勝手に思っている。許せ。
そう、伊藤健太郎の舞台について触れた時にも書いたが、この二人は『両雄、相並ぶ』関係にあるのだろう。まあ、今の状況で行くと、『両雄、龍になり、縦横無尽に天空を駆け巡る』ってな感じですらあるけれど。よしよしヾ(・ω・`)。
そこで、横浜流星。
彼の舞台歴は結構あるのだ。そこで、ここも少しだけ、彼の今までの舞台をみていこう。今回は、その1回目です。
恵比寿学園男子部(EBiDAN)
実は、彼のデビュー作が舞台なのである。そもそも。
「恵比寿学園男子部(EBiDAN)〜EBiDANの文化祭は文化のカヲリがまぁーしないのだ〜の巻」という舞台から、彼はスタートしているのである。
そう、芸能事務所であるスターダストプロモーションの新イケメンユニット「恵比寿学園男子部(エビダン)」の旗揚げ公演がデビューなのである。
EBiDANは、この事務所の多くの中高生タレントがブレークするための修練の場所であったと言って良かったのではないかな。なので、これは舞台とまでは、チト言い難しですね。
といことで、恵比寿学園男子部の生徒なのである。当時、チューボーの横浜流星君は。
生徒名簿には、こんな可愛い横浜流星君の写真があるぞい。
生徒の中には、今映画の世界でかなりブレークしてきている『北村拓海』君までいるのだぞよ。彼はEBiDANの中のダンスロックバンドの「DISH//」のリーダーだったんだよね。武道館公演もしているぜ。驚き。今の映画の役をみていると、余りダンスや音楽とは関係のないものが多いね。でも、彼もかなり期待できる映画俳優であることは間違いない。
ということで、EBiDANでのタレント予備軍時代の横浜流星の舞台は幾つかあるが、ある意味本格的な演劇ではないので、それを除くとしたら・・・・。
Moonlight Rambler~月夜の散歩人~
横浜流星が本格的な舞台として出演したのは、2013年の本郷奏多主演の舞台『Moonlight Rambler~月夜の散歩人~』の容疑者役である。そして、この演劇は、エドガー•アラン•ポーの「モルグ街の殺人」の舞台化。ちなみに、本田奏多は事務所の先輩。ある意味、これも、スターダストプロモーションの世界ではある。が、横浜流星の本格的な舞台進出の第一歩であることは間違いないだろう。
物語は、パリの私立探偵・オーギュスト=デュパン(本郷奏多)が、国際手配中の容疑者、ピエロであるレオナルド=パンス(横浜流星)を追いかけ、パリ警視庁のエド=ランス警部と共に、東京で日本側の警察とレオナルドを追い詰めるというミステリーもの。ナカナカ重要な役を最初からもらったことになる。
流星のオフィシャルブログで、彼は、舞台に選ばれたことを喜んでいる。彼の舞台のスタートはある意味、ここから始まったのだ。
そして、千秋楽のブログ。初めての舞台の感想。
ピエロ、レオナルド=パンス役の横浜流星。
一応、ノーブランド品(個人所有)ではあるが、『舞台「Moonlight Rambler~月夜の散歩人~ 」DVD特典映像有』は値下げ交渉不可でネットで売り出されてはいる。
CLOCK ZERO ~終焉の一秒~ A live Moment
この後に彼が挑んだのが、人気ゲームの舞台での脇役の一人である。
ゲームの舞台化
プレイステーションのゲームとして人気を博した『CLOCK ZERO ~終焉の一秒~』の舞台化である。今は、Switchになっているけどね。
反逆者役の横浜流星。今回は、かなり妖艶な感じだな。
主役のヒロイン撫子の見る「夢の世界」で会う不思議な青年。夢の世界を彷徨って入り込んでしまった土地で、突如ナイフを突きつけてくる。
現実でも再会した彼は「若」と名乗り、撫子にある忠告をするが……。
舞台映えするな。
ここも、横浜流星のブログで、彼の舞台に対する気持ちをそのまま知ってもらったほうが良いかもしれない。
『今回の作品名の 「A live Moment」は一瞬一秒を 大事に生きる!という意味です。 本当に良い言葉ですよね!!』と申される横浜流星に全面的に賛成。舞台の醍醐味はこんなところにあるのかもしれないね。
CLOCK ZERO~終焉の一秒~A live Moment [DVD]
カスタマーレビューでは、これでしょ。推しメンのファンのお言葉。
横浜流星くん目当てで購入。特典映像。一番年下で、トッキュウジャー出演前の無敵感、若くヤンチャな流星くんをみれてよかった。ただ、アフタートーク アングル的にほとんど後頭部しか見えないのが残念(流星くん 相手をしっかり見て話すから)音声も聞き取りにくい。作品自体、時々ミュージカルなのは疑問でみんな音痴に見えてしまいツボですが そんな中でも流星くんは断トツ光ってカッコよく、回し蹴りもなどアクションも最高!高校1年生の無敵流星を見られるレアな一品良かったです。円盤化されてない2016年の「闇狩人」も見てみたい気持ちです。
カスタマーレビュー
武士白虎~もののふ白き虎~
彼の初主演の舞台は、伊藤健太郎よりもかなり前の2015年の『武士白虎~もののふ白き虎~』ということで良いのではないだろうか。
横浜流星は、白虎隊の一員として15歳で散った若き隊士・伊東俤次郎を演じる。
国を思い、信義のために命をかける伊東俤次郎。この白虎隊のキャストの中では唯一十代の横浜流星。この若くして散った若者たちの史実に想いを馳せることもあったろう。
切り裂く刀の殺陣。空手に通じる武道の極み。横浜流星の剣は心が重い。
ライバルでもあった飯沼貞吉を演じる安西慎太郎とのW主演。漢だね。
横浜流星のオフィシャルブログ
彼のこの舞台に対する想いと共演者や製作スタッフに対する温かい気持ちは、言わずと知れた彼のブログに全て書かれていますね。一言で言えば、とても、誠実で真面目な流星君という感じですね。周りの人達への感謝の気持ちが響くね。その位、初めての舞台で、得たこと・足りなかったこと・これからすべきことを相当感じたのだろうね。
公開ゲネプロ
この短いゲネプロの舞台を観ても、横浜流星の動きの鋭さは凄い。剣の裁き具合といい、足蹴りの速さといい、全てが流れるように、しなやかである。そして、全体の流れが武士として美しい。さすがに、武道を極めただけある。
インタビュー記事
もののふ白き虎 ―幕末、「誠」に憧れ、白虎と呼ばれた若者達― [DVD]
多分、CLOCK ZERO~終焉の一秒~A live Moment [DVD]のカスタマーレビューと同じ方のコメントですね。まさに、その通り。極めてらっしゃる。
横浜流星くん目当てで購入。東映なので映像も音声もよい。トッキュウジャーが終わり高校卒業して半年の若い流星くんがw主演の舞台。これでもかと殺陣が繰り出されるが、全員同じような殺陣の繰り返しで逆に冗漫な感じも。その中で、流星くんは得意の回し蹴りも取り入れつつ孤高の剣士的な感じと、時に屈託ない笑顔も見せながら、断トツ姿の良さ、アップになった時の表情の良さが光ってた。特典映像の練習風景やアフタートークもみれて満足。高校生から舞台や映画を経験し、十代でスーパーダンガンロンパやもののふ舞台の座長したり、映画ドラマの下積みなど、たくさんの経験が今につながってると、このような過去の貴重なDVDをみて思う。2016年の舞台「闇狩人」が円盤化されてないのが残念。
カスタマーレビュー
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舞台の横浜流星
早くから、横浜流星は舞台に進出していた。若い時から、『Moonlight Rambler~月夜の散歩人~』、『CLOCK ZERO~終焉の一秒~A live Moment』、『武士白虎~もののふ白き虎~』と3つの異なる舞台を階段を昇るように、演じてきたのであった。そう、舞台俳優としても、進化していたのであったよ。
彼の舞台の上でのステップは軽やか。殺陣も鋭い。そのしなやかな動きの向こうに、役どころの人物の志の高さを垣間見せてくるのだから、そこは役者やのぉーって思ってしまう。繊細なる肉体派、横浜流星。
そうなのだ。彼は空手の修行と同じように、役者として修業をしているのだ。今以上の自分であるために。ここが、佐々木小次郎たる伊藤健太郎と同じ土俵にいるところなのだ。だから、横浜流星も伊藤健太郎も映画でもドラマでも舞台でも新しい役が来れば、それこそ、きっと、新しい彼らを見ることが出来るのだろう。だからこそ、楽しみ。なので、我々は、彼らが今度はどう変わっていくのかを見続ける幸せを持てるのだ。
ちなみに、横浜流星の好きな洋画は、『ギルバート・グレイプ』だそうだ。
なるほど。家族を愛する横浜流星が好きになってもおかしくない映画だね。舞台でも、映画やドラマ同様に、時として、彼が優しい眼差しを見せるのは、心に、こんな感じの家族に対する愛や思いやりがあるからかもしんないね。なんてね。
次回は、今回書けなかった『横浜流星の舞台(その2)』を書けたら、書きます。では、では。
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