吉高由里子(映画ーその1)

吉高由里子

吉高由里子の個人的にファン。なので、全く、彼女について、記事を書かなかった。今は、どちらかといえば、テレビを中心に露出があるので、今回の吉高由里子については、映画に関して、少しみていってみようと思っている。今回は、全てを出し尽くせないので、好きなものだけを挙げてみた。

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紀子の食卓

「蛇にピアス」で知名度が上がるまでの3年前の2005年に映画デビューしたのだ。吉高由里子は。この映画では長女(吹石一恵)の妹ユカ役で出演し、なんと、ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞している。最初から、この人、演技者として才能があったのだね。

映画自体は園子温監督の映画なので、血は必至で、家族映画だが、怖いサスペンスホラー映画というべきか。

とにかく、吉高由里子の演技は自然体です。信じられないくらい、普通に演じている。観てもらえば、判りますね。

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『自殺サークル』『奇妙なサーカス』など、数々の問題作で国際的にも高い評価を受ける鬼才・園子温監督が、“一家団欒”という日常的風景に潜むウソを暴き、家族という虚構を演じる家族を通して、既に崩壊している現代家族の姿を浮き彫りにした衝撃の“ホームドラマ”。大きな物議を醸し出した02年の『自殺サークル』で描いた“ネット自殺”の真相に迫る作品ともなっており、カルロヴィヴァリ国際映画祭特別表彰など、海外の映画祭でも大きな賞賛を浴びた。紀子役を見事に演じ切り、女優として新境地を開いた吹石一恵は、プチョン国際ファンタスティック映画祭で最優秀女優賞を受賞。映画初出演で妹・ユカ役を演じた吉高由里子のフレッシュで個性的な魅力、クミコ役を演じたつぐみの怖いまでの存在感、父・徹三役を演じた日本映画界の名バイプレヤー・光石研の鬼気迫る演技が作品に圧倒的な厚みを与えている。(C)紀子の食卓 製作委員会

交通事故

彼女は、この映画デビューの後、「転々」や「僕の彼女はサイボーグ」などで脇役で映画出演をしているが、2007年に交通事故にあい、顎の骨を折る重傷で入院したのだ。

彼女は、その時に、「死も覚悟したその事故を通して、仕事が無くふてくされていた自分が、いかに周りに助けられていたのかを知るきっかけになった」と振り返っている。別のインタビューでも「あの頃の私は人間的にとんがっていたし、人に感謝することも知りませんでした。お前は一度、痛い思いをしないと分からないと、ああいう事故の経験が与えられたんだと思います」と語っている。

吉高由里子の映画人生は、実は、この交通事故で変わったのである。というか、転機となり大ブレークに移行したのだった。こういうことがあるんだね。

蛇にピアス

かなりの人が知っていると思うけど、彼女の映画女優としてブレークしたのは、この「蛇にピアス」だ。そこでヌードになったことでも、話題だ。

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【ストーリー】
蛇の舌、顔中のピアス、そして背中に龍の刺青を入れた男・アマ(高良健吾)と出会い、付き合うようになった19歳のルイ(吉高由里子)。だが一方で、ルイは彼の紹介で出会ったサディスト彫り師・シバ(ARATA)とも関係を持ち始める。自らの舌にピアスをあけ、背中に龍と麒麟の刺青を彫り、突き動かされるように身体改造にひた走るルイ。そして2人の男の、2種の愛を受け、痛みと快楽に身を委ねていくが、ある日アマの起こした事件がきっかけで、3人の運命は思いもよらぬ結末を迎える・・・。

そして、こっちも私としては俳優として買っている「高良健吾」が出ているのだ。監督は蜷川幸雄だし、原作は金原ひとみの芥川賞受賞作であるし、入れ墨の世界の話であるし、ナカナカの衝撃作品なのだ。そこで、デビューしたのだから、吉高由里子の登場は当然ながら、衝撃的だったよね。

蛇にピアス 吉高由里子 画像 に対する画像結果

茶髪にしてチャラくしても、吉高由里子の存在半端ねぇ。

蛇にピアス 吉高由里子 画像 に対する画像結果

その後、この二人は、あの名作「横道世之介」で共演するのだった。別の世界で。良かった。あの世界で二人はまた出会えて、良かった。ホッコリとしていて良かった。

蛇にピアス 吉高由里子 画像 に対する画像結果

あの頃の美しさは今もそのまま。

蛇にピアス 吉高由里子 画像 に対する画像結果

そして、彼女は左利きなのだ。ここは重要なポイントだ(?)

蛇にピアス 吉高由里子 画像 に対する画像結果

痩せているからこそヌード。というか、濡れ場での裸体シーンが衝撃的過ぎて、参りました。ここまでやらせるかい、蜷川監督よ。その後、吉高由里子のヌードは封印されてしまった。残念である。

吉高由里子は、この映画「蛇とピアス」で、日本アカデミー賞新人賞やブルーリボン賞新人賞を受賞した。体当たりの演技だったからか。

婚前特急

「蛇にピアス」の後、吉高由里子は、「重力ピエロ」や「GANTZ」に出演する。ヒロイン役で出ているが、主役としてのブレークは、実は、この「婚前特急」であろう。多分、メジャー級映画でないので、知らない人が多いだろうが。ギャグラブコメ系映画として位置付けて良いだろうか。

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池下チエは時間を有効利用して人生を堪能すべく、5人の彼氏とつきあっている。今を楽しく生きるチエに結婚する気などなかったが、親友の結婚がきっかけで、5人の男たちを査定することに。手始めに最もデメリットの多い男に別れを告げるのだが…。(C)2011「婚前特急」フィルム・パートナーズ
映画「婚前特急」公式サイト
映画「婚前特急」の公式サイト。2011年春、テアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて、心が躍るロードショー!

とにかく、吉高由里子がキュートに演じている。5人の彼氏相手に5つ分の吉高由里子を見せてくれている。吉高由里子好きには欠かせない一品だね。この映画には、かなりの吉高由里子が詰まっていますね。

婚前特急 映画 に対する画像結果
婚前特急 映画 に対する画像結果

横道世之介

「婚前特急」の後、「カイジ」や「ロボジー」や「ヒミズ」や「僕等がいた」等に主役や準主役で立て続けに出演した。これらについては、次回に、話をしていくことにしよう。今回は、吉高由里子の良さが出ている「横道世之介」について、勝手に語らせてもらおう。

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長崎の港町で生まれた横道世之介(高良健吾)は、大学進学のために上京したばかりの18歳。嫌みのない図々しさを持ち、頼みを断れないお人好しの世之介は、周囲の人々を惹きつける。お嬢様育ちのガールフレンドの与謝野祥子(吉高由里子)をはじめ、入学式で出会った倉持一平(池松壮亮)や加藤雄介(綾野剛)など、世之介と彼に関わった人々が過ごす青春時代。16年後、世之介に起こった出来事から、愛しい日々と優しい記憶の数々が鮮やかにそれぞれの心に響きだす……。(C)2013「横道世之介」製作委員会

写真の好きな横道世之介とデートをする幸せなお嬢様与謝野祥子。

横道世之介 映画 に対する画像結果

二人で、世之介のアパートの前で初雪を見る。

横道世之介 映画 に対する画像結果

年月が流れ、日本に戻った与謝野祥子は横道世之介を思い出す。哀しい最後のあたりのシーンだ。

横道世之介 映画 に対する画像結果

兎にも角にも、吉高由里子と高良健吾のカップル主演の映画であります。今は犯罪映画で引っ張りだこの吉田修一の小説「横道世之介」の映画化。高良健吾の世之介のお人好しと図図しさが、お嬢様である吉高由里子の与謝野祥子の初々しさキャラに相俟ってアウフヘーベンして、バカバカカップルだけれども、とても、素敵な良い雰囲気を醸し出してくれています。やはり、この小説は、この二人でしか映画化は無理でしたね。おススメです。

ユリゴコロ

最後に、この「ユリゴコロ」だけは紹介しておきます。というか、紹介しなくてはならないね。「検察側の罪人」とかあるけれども。

吉高由里子は今まで、そこまでのダーク・サスペンス系映画には出演してこなかったが、この「ユリゴコロ」に出演したからだ。

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内容紹介
人殺しの私を、愛してくれる人がいた。一冊のノートに記された殺人者の記憶。それは運命を狂わす禁断の真実。
沼田まほかるの小説を、吉高由里子×松坂桃李×松山ケンイチら豪華キャスト共演、熊澤尚人監督により映画化!

●原作は2011年に発売され、第14回大藪春彦賞受賞、「このミステリーがすごい! 」5位など数々の
国内ミステリーランキングを賑わせた沼田まほかるの同名小説。凄惨なミステリーを入口に、過去か
ら現代へと続く悲しみの連鎖の中で愛と宿命の渦に巻き込まれる男女の姿を描きながら、決して消え
ることのない生きることの尊さと美しさを刻みつけている。
●数奇な人生をたどるヒロインの美紗子を演じたのは、本作が5年ぶりの映画主演となった吉高由里
子。美紗子の生き方に大きな光をもたらす相手の洋介には松山ケンイチ、ノートを発見したことで知
られざる運命へと身を投じていく亮介には松坂桃李が扮する。その他、佐津川愛美、清原果耶、清野
菜名、木村多江らが名を連ね、見えない糸でつながった壮絶なドラマを紡ぎ出す。
●監督をつとめたのは『近キョリ恋愛』(14)、『心が叫びたがってるんだ。』(17)などの熊澤尚人。
これまでのフィルモグラフィーのイメージを覆す題材にトライし、ショッキングな世界観を幻想的な
映像美学で撮り上げ、繊細かつ、切なくも美しい愛の物語を作り出した。

【ストーリー】
カフェを営む亮介(松坂桃李)の日常はある日突然崩れ去った。男手ひとつで育ててくれた父親が余
命わずかと診断され、結婚を控えていた千絵(清野菜名)はこつ然と姿を消してしまったのだ。新し
い家族を作ろうとしていた矢先の出来事を受けとめきれない亮介は、実家の押し入れで一冊のノート
と巡り会う。「ユリゴコロ」と書かれたそのノートに書かれていたのは、美紗子と名乗る女(吉高由
里子)の手記。人を殺めることでしか自分の生きる世界と繋がることができない女性の衝撃的な告白だった。
そんな美紗子もやがて洋介(松山ケンイチ)と運命的な出会いをし、「愛」というこれまで知る由も
なかった感情に触れることとなる。しかしそれはさらなる悲劇の幕開けにすぎなかった。
自らの失意の中、美紗子の人生の奥深くに触れていくにつれ、次第にその物語が創作だとは思えなく
なる亮介。いったい誰が、何のためにこれを書いたのか。なぜ自分はこれほどまでにこの手記に惹か
れるのか。そして機を待っていたかのように、千絵のかつての同僚だったという細谷(木村多江)が
、千絵からの伝言を手に亮介の前に現れた…。

(2017年9月23日~ 全国劇場公開作品)

上記のDVDの説明で十分過ぎるけれど、吉高由里子の存在が大き過ぎるね。ユリゴコロ。殺人者である母の美沙子を演じた吉高由里子。

ちなみに、ユリゴコロとは。

言葉を発しない幼少期の美紗子を心配した母親は美紗子を病院に連れて行きますが、美紗子を診た医師はどうやらお子さんにはユリゴコロがないようですと美紗子の母親に告げます。医者の言う、言葉を発するには心が安全な場所で生きているというユリゴコロが必要なのだというところから持ってきています。医者の言うユリゴコロとは医者の作った造語でしょう。

美沙子にとってのユリゴコロは殺人だっだ。小学生の時から殺人を繰り返す美沙子。そして、行き着く先で美沙子を助ける父洋介。救いのないダークな世界。その美沙子を演じきった吉高由里子。今までにない役どころでした。連続殺人者を演じたのであります。驚きですよね。しかし、いつものことながらでしょうか、吉高はやり切りましたね。一皮、また、むけたかもしれませんね。

悲惨極まりない話のこの映画にも、救いはあったように思います。美沙子の息子松阪桃李と洋介を想う気持ちに。

洋介に助けられ洋介の過去を知り洋介と一緒に生きることを決めた美沙子。

ユリゴコロ 映画画像 に対する画像結果
ユリゴコロ 映画画像 に対する画像結果

娼婦となった美沙子が元上司をフライパンで殺してしまう。

フライパンを振り下ろす美紗子

洋介は美沙子をダムに連れていき殺そうとするが出来ずに、美沙子に地図と金を渡し生きていけとダムに置き去りにする。

ユリゴコロ 映画画像 に対する画像結果
ユリゴコロ 映画画像 に対する画像結果

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