モヤモヤを言語化するジェーン・スー

エッセイ
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ジェーン・スー

NHKインタビュー:ここから

NHK杉浦友紀アナ、ジェーン・スーに「なぜ今回出ていただけた?」
NHKアナウンス室の公式ツイッターは2日、杉浦友紀アナウンサー(39)がコラムニストのジェーン・スー(49)にインタビューした「インタビュー ここから」を3日午…

今日突然つけてしまった朝のNHKの杉浦アナのインタビュー番組で、ラジオのジェーン・スーが話をしていた。思わず、最後まで、見入ってしまった。

何故、今、彼女が女性達を中心に受けているかがポイントだったけど、話を聞いていて、この人は明らかに、その話を聞いている人達に良い意味での影響を与えてくれる人だなあと感じた次第。

ジェーン・スーとは?

ジェーン・スー
一九七三年、東京生まれの日本人。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」のMCを務める。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』で第三一回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』『生きるとか死ぬとか父親とか』『私がオバさんになったよ』『ひとまず上出来』『きれいになりたい気がしてきた』『おつかれ、今日の私。』、中野信子との共著に『女に生まれてモヤってる!』など。

OVER THE SUN

人といい関係を築く唯一絶対の方法は? 二人が出した「友情とは」の結論【ジェーン・スー×堀井美香】
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ジェーン・スー:Twitter

https://twitter.com/janesu112

ジェーン・スー:生活は躍る

ジェーン・スー 生活は踊る | TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~
日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチã€...

モヤモヤを言語化する

ジェーン・スーの本質は何だろうか?ということにモヤモヤしていた私でしたが、今回のこのHNKのインタビューで、そのモヤモヤが吹き飛びました。

それは、誰もわかっていたことかもしれませんが、日常生活におけるモヤモヤした自分の中で消化できていない事象を自分なりに突き詰めていってモヤモヤを言語化することで整理していくことだったのですね。

そして、そのモヤモヤ事象を言語化していく過程は、友達とのコミュの中で行われることが多いようだ。日常の現場目線というのか。本や偉い人のコメントに従うのではなくて。日常生活の中から、モヤモヤ解消を行っているのである。

加えて、そのモヤモヤ事象の言語化整理のレベチの高いこと。ここは、多分に、コラムニストでありラジオパーソナリティにジェーン・スーの独断場である。

モヤモヤの言語化が凄い。現代の松尾芭蕉なのかもしれない。まあ、だから、そもそも、ジェーン・スーは多分に頭が良いのである。良い意味で。

そして、仲の良い友達とのコミュニケーションは多分良いのだろうが、オタク的な部分もかなりあり、その内省的な部分がモヤモヤの言語化に役立っているような気がするね。

出典:婦人公論.jp

友達の集合知であるジェーン・スー

ジェーン・スーは、とにかく女友達が多いのだろう。

「モヤモヤを言語化する」でも書いたけど、友達達と、モヤモヤすることについてあ~だこ~だと話すことで、そのモヤモヤすることの正体が判った時こそが、自分の一番好きな瞬間であることを言っている。

モヤモヤの明確化や言語化に大きく寄与しているのが、友達との会話・コミュニケーションであるようだ。この女性達のオバサン的なあ~だこ~だコミュを整理・統括できる能力を持っているのが、ジェーン・スーである自分なのだと彼女は言っている。

だから、彼女の話は、女性達に受けるのだ。相談にも乗れるレベルに達しているのだ。モヤモヤ事象を言語化して、その先にあるべき聞いている皆がそれぞれの方向性を感じさせてくれる状態にしてくれるのだろう。

だから、彼女の口から出てくる言葉は、示唆に富む。そして、そこには、全く驕りも上から目線もない。親しい友達たちと話をしているフラットで平等で全然偉そうではなく、目から鱗的な言語化もあったりして、そうかそういうことなのかと思える切り口が沢山あるのだ。

聞いていて、潔い。こんな女友達がいたら嬉しいだろうな、と思ってしまう。

そう言えば、T大でのM裏R裏なるコメンテーターがいたけれど、全くもって、月とスッポン的な世界だなって思ってしまうね。君も少し、彼女を見習った方が良いよ、多分。

おつかれさま

ジェーン・スーの好きな言葉に、❝おつかれさま❞がある。

金曜日まで頑張った自分をねぎらう言葉。❝おつかれさま❞。

別にポシティブになる必要はない。フラットでいいんだ。

友達に言うほどでもないけど、毎日・毎週、それとなく疲れていく。そんな自分をねぎらう手法があるような気がする。まずは、自分におつかれさま、そして、周りの人におつかれさま。

出典:婦人公論.jp
ジェーン・スー 生きづらさを抱える人に寄り添う最新エッセイ「外にはいろんな景色があるし、部屋から出られる窓はたくさんある」
作詞家やラジオパーソナリティー、そしてコラムニストなどマルチに活躍するジェーン・スーが、新刊『おつかれ、今日の私。』(マガジンハウス)を上梓した。つい頑張ってしまう人へ、そっと寄り添ってくれるようなやさしさを届けるエッセイは、発売後さらなる...

ジェーン・スーの、自分のそばに置いておきたい本 

これでもいいのだ

等身大の言葉たちが疲れた頭にじんわり染みて、
きつく絡まった思考回路がほろほろとほどけていく
――宇垣美里さん(解説より)

思ってた未来とは違うけど、これはこれで、いい感じ。疲れた心にじんわりしみこむエッセイ66篇。

私だってモデルサイズ/「女子アナ」が勝利するとき/私の私による私のためのオバさん宣言/コンプレックスと欲のバランス/初々しい、男たちのダイエット/ありもの恨み/選択的おひとり様マザー/「一生モノ」とは言うけれど/勉強しておけばよかった ほか。

私たち、これでもいいのだ!

おつかれ、今日の私

誰にでも
ねぎらわれたい夜がある

つい頑張っちゃう人
必携の書をお届けします

今日の疲れは、今日のうちにさよなら
自分を慈しむセルフケア・エッセイ48篇

目次

最近、なんにも報われない
一歩を踏み出せばなんとかなるかもよ
自分への期待を裏切る自分
婚活のしんどさについて
取り返しのつかない失敗を乗り越える方法
洗い物をしながら母を思う
なんのために生きているか
ケイミ先輩が教えてくれたこと
なりたい自分をイメージするなんて
人の気持ちを矮小化すると致命傷になるよ
トンネルの出口で待つ
働く人の強さと輝きの話
おつかれ、若かった頃の私。
名前がついて腑に落ちる
思い出し怒りに満足する夜もある
上手に休むのも能力だ
ようこそ、風の時代
白黒つけない生き方
面倒と感動の全面対決
「おつかれさま」に込めた気持ち
毛足の長いじゅうたんの上で
落ち込みと立ち直りのあいだ
つまんないのだ飽きているのだ、自分と日常に
不本意な扱いを受けた
辻褄が合わなすぎる
ギリギリのライン、大丈夫?
ダメージを克服しようなんて考えなくていい
自室にハワイを手繰り寄せるには
そういう性分
自分と他者との境界線
なにをしても許されてしまう人をうらやむ
自分ではどうにもならないこともある
彼にピッタリな子はほかにいる
ダメダメな日の妄想術
弱った自分からの脱却イニシエーション
好きでもない人に好かれなくていい
私はしあわせジャンキー
美味しいねえと楽しいねえ
洗顔ほど面倒くさいものはないよ
「必要とされている」と「利用されている」は別モノだ
この人と一緒にいれば……
仕事でいちばん大切なこと
失敗が私を作ってきた
仲良くなりたかったら本音を言うしかないのだ
悪口大会の教訓
一度ぜんぶ止めてみたらいいのよ
「私なんかが」の呪い
しあわせについてのネオ心理

【ブックレビュー】

私が「?!」と思っていたことをズバリ言語化して下さって、その問題が何故発生しているのかも書いてあり、そして人気もあるようで、月並みですが「一人じゃないのだなあ」と、悩みがスッキリした上に心が強くもなりました。今、一番の師であり、友達であるような存在の本です。本当に出会えて嬉しかったです。

日々起こることを冷静に見つめて、姉のように気づきを共有してくれる。疲れている時に読みたくなる本。

私のバイブルになりました。

この本はベットのそばに置いておきます。
疲れたな〜という時に布団に入って何気なくこの本を開いて
そこに書いてあるお話を読む。そしてすこし読んだらまた閉じて寝て、
またふとした時に読む。

闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由 (文春e-book) Kindle版

叩かれてもうまくいかなくても、しなやかに強く輝き続ける方法
私はずっと、私のためだけに存在する
私の椅子が欲しかった―― 一条ゆかり(漫画家)

めげず腐らず、花を咲かせた
13人の女たちに聞いた「私」の見つけかた。
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よく知られている13人の女性たちが歩んだ道について聞いた、初のインタビューエッセイ。
つまずきにもめげず腐らず、自分らしい花を咲かせた女性たちに、初めから特別な人はいませんでした。
*毎日働いて、明日にバトンをつなぐだけで精一杯
*「自分なんて」とつい諦めてしまう
*人生が上手くいく人は自分とは違う人
*自分を信じることができない人…
そんな女性にもぜひ読んでほしい1冊です。

■お話を聞かせていただいた13人
齋藤薫/柴田理恵/君島十和子/大草直子/吉田羊/野木亜紀子/浜内千波/辻希美/田中みな実/山瀬まみ/神崎恵/北斗晶/一条ゆかり

【ブックレビュー】

女のキャリアの実用書だと思う。
特に大草直子さん、北斗晶さん、一条ゆかりさんの章がいまの自分の心に響いた。
さまざまなタイプの女性が載っているので、読む時々によって、心に響く章が変わるかもしれない。
ちょっと仕事にふらついた時にまた読み返してみたい。

幅広い年代の方のお話で一気に読んでしまいました。とても元気を貰える、これから頑張ろうって思える本でした。

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